京都

2017年9月17日 (日)

古都再見 (葉室麟)

古都再見
古都再見 』は、久留米から京都に移り住んだ小説家・葉室麟のエッセイ集。

京都を舞台にかつて起きた事を取り上げ、そこに歴史の解説を加えてあるのですが、時代小説作家の覚書のように見えます。

京都を舞台にした能を、名古屋で見るのと、京都で見るのとでは印象がちがいます。ですから、小説を書くのも読むのも「ここで実際にあったことなんだ」と思えばリアリティが増します。

本としては期待した内容とはすこし違いましたが、気軽に読めるので葉室麟ファンにお勧めします。

お勧め度:★★★☆☆

2017年8月24日 (木)

神様の御用人 5 (浅葉なつ)

神様の御用人 (5) (メディアワークス文庫)
神様の御用人 (5)』も5冊目。久しぶりです。能を観るようになって古事記に登場する神様が身近になったので『古事記 』を読もうとしたのですがダメ。退屈で読めないのです。そこで思い出したのが本書。そうだ、続きを読もう!

1. 天孫の鏡
2. 英雄、鳥を好む
3. 大地主神の恋わずらい?
4. えべっさんの草鞋

この本は神様の御用を承る係に任命された25歳フリーターの萩原良彦が主人公。方位神の黄金(狐)がお供というかお目付役で、大主神社の宮司の娘・吉田穂乃香(女子高生)が神様が見えるので時々良彦を手伝っています。

御用の多くは、人の信仰心を失い、力を削がれた神様に対する助力なのですが、良彦が黄金はもちろん、初対面の神様に対してもタメ口なのが可笑しい。そういえば、良彦は文庫版の古事記を持っていて、それで神様のことを調べています。どの文庫だろう?

1話目に「途端に態度を軟化させ始める黄金を、良彦は能面のような顔で見つめた」という下りがあるのですが、ここでいう「能面」とは無表情とか無感情という意味なのでしょうね。でも、わたしもまだ勉強中ですけど、能面っていろいろあるんです。

そういえば、彼らが暮らすのは京都・出町柳周辺。吉田穂乃香ということは、彼女の父親が宮司を務める神社は吉田神社がモデルでしょうか。4話では、穂乃香が出町(枡形)商店街の時計店に出かける様子が描かれています。

そのとき良彦は西宮にいて、出町柳まで戻るのは「意外と面倒くさい」。スマホアプリ「Y!乗換案内」によると、阪神線で梅田へ出て、大阪駅から環状線で京橋へ。京阪に乗り換えて出町柳まで約1時間半。森見登美彦の描く京都は「あぁ、あのあたりだな」と、すぐ眼に浮かぶのですが、本シリーズはなぜか風景が浮かびにくい。だから自分で想像を膨らませる必要があるのがちょっと寂しい。

お勧め度:★★★☆☆

2017年8月 1日 (火)

平成29年 第4回 林定期能を(京都観世会館で)観てきました!【後編】

前編からつづく)

犬も歩けば棒、ではなく「みたらし祭り」に行き当たってラッキーでした。たしかに暑気払いになりましたし、あとは息災であれ、と祈るばかり。

下鴨神社から糺ノ森を抜けて出町柳まで戻って来たところで、駅前の「ベーカリー柳月堂」に寄ってくるみパンをゲット。くるみがたくさん入ってておいしい。

林定期能の会場である京都観世会館は岡崎にあって、そこまで市営バスで行くつもりだったのですが、出町柳のバスターミナルは乗り場がわからず、京阪電車で三条まで行くことにしました。

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iPhone の「Y!乗換案内」で「地図」を選択すると「案内」してもらうこともできます。

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スマホに案内してもらうまでもなく京都観世会館に到着。しかし、11時20分の開場までは中に入れないみたい。暑い屋外で待っていても仕方ないので、早めのランチにしましょう。

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疎水端のベンチで「ふたば弁当」を広げます。出町ふたばで買った赤飯とデザートの豆餅が2個。おかずはファミチキ。お茶はサーモスに入れてあるし、割り箸もつけてもらいました。これが京都ならではの「お弁当」です。ファミチキはおかしいだろうと自分でも思いますが、普段は食べないものなのでOKとします。久しぶりの豆餅は旨い! この素朴なしょっぱさと甘さのハーモニーがたまりません。ふたつも食べたらお腹いっぱいなのだけれど、シアワセ〜!

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事前に電子メールで「林定期能チケット申込み」として連絡しておけば、当日受付で代金とチケットを引き換えてもらうことができます。手軽に前売券を申し込むことができるので助かります。

本日の公演は能「俊寛」「百万」「天鼓」の3曲と狂言「口真似」、それに仕舞3曲という豪華ラインアップ。12時開演、17時半終演予定ですから、休憩時間を除いて実質5時間。これで全自由席4,000円はリーズナブルだと思います。

この能楽堂には2階席があります。2階席からだと橋掛りから舞台までが一望できるので、ここで観ることにしました。先客の方とあれこれ話しているうちに開演前の演目解説が始まりました。

「俊寛」は『平家物語』で、クーデターを企んだ俊寛僧都が鬼界ケ島に流されたお話。「そこの白川通の向こうのノートルダムの脇の道をずっと上っていくと鹿ケ谷なんです」って、身近に当時を偲ぶ場所があって、京都で観る能というのは一味ちがいます。以前「名古屋片山能」で観た「融」なんて、ここで観たらもっとリアルでしょうね。

3曲の紹介が終わると「俊寛」が始まります。ところが、成経と康頼に続いて俊寛が鬼界ケ島に流されてきたんだなぁ、と思ったら、俊寛だけが島に取り残されていました。あれ、わたし寝てました? やはり寝不足はいけません。失礼しました。

続いて狂言「口真似」です。主人が太郎冠者にむかって「酒の相手を探して来い」と申しつけ、連れてきた相手が実は酒癖が悪い。かといって追い返すわけにもいかず、太郎冠者がうまく話をつけられるはずもないので、主人は「わたしの言うとおりにせよ」。すると、主人が召使いに命じるままに、太郎冠者は客人に命じます。主人が頭に来て手を上げれば、客人を殴る始末。ここまで徹底した「口真似」をやるとは、狂言恐るべし!

能の2曲目は「百万」。これは女性の名前で、我が子を探し求める芸能者の物語。とにかく子方がかわいい。切戸口を屈まずに通った人を初めて見ました。シテの舞も素晴らしく、見応えがありました。

その後、仕舞が3曲。わたしはこれまで「仕舞は退屈でつまらない」と思っていました。でも、出町柳の LIGHT UP COFFEE で浅煎り豆のコーヒーをいただいて「自分の好みじゃないと思っていたけれど、味わい方で楽しめそう」と思ったのです。仕舞もおなじ。そう思って観ると仕舞もそれぞれ趣がありました。

さて、最後に「天鼓」です。天から降ってきた鼓を打つ少年が天鼓。中国の帝が鼓を献上するよう命じたのですが天鼓は拒んだため、捕らえられ河に沈められてしまいます。その後、鼓は誰が打っても鳴らないため、天鼓の父親に打たせたところ、素晴らしい音を出したのです。帝が天鼓を沈めた場所で法要を行ったところ、天鼓の霊が現れて鼓を打ったというお話です。

公演のパンフレットの写真が「天鼓」の後シテです。煌びやかな衣装が眩しかった。2階席から観ていると、全体を見渡すことができ、シテ、ワキ、囃子方、地謡までが一体となって舞台を盛り上げていることがわかります。とくに今回、地謡の低音がよく響いていてよかった。3曲で囃子方は毎回変わり、大鼓の音色にも個体差があることがよくわかりました。打ち方、響き方に好みはありますが、能の一部だと思ってみれば、よくまとまっていたように思います。「天鼓」の最後の場面では「来るぞ、来るぞ…来た〜よしっ!」。最後がすべてピタッと決まったのです。これは感動ものです。立ち上がって拍手をしたかったのですが、マナーに反するようなので我慢しました。

原則、その日一回限りの能舞台。うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある。でも、すばらしい一瞬のために能楽堂に足を運ぶのです。

京都の大学を出た長男に「京都に能を観にきたよ」と知らせたら「夏の京都、熱中症に気をつけて」。はい、スマホに警告が届いてます。でも、能楽堂の中は寒いくらい冷房が効いてます。

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チケット申し込みメールの返信に「会場内は冷房が強めに設定されています。 羽織るものをご持参ください」と教えていただいて助かりました。女性は長袖を羽織っている方が多く、わたしも「天鼓」の頃には寒くなってきました。

会場をあとにするまえに「京都観世会館会報誌」の年間購読(1200円)を申し込んで、8月号をいただきました。基本的に「演能カレンダー」ですが、毎月郵送してもらえれば、また京都に遊びに行くきっかけになるかと思って。

会館を出たところで「天鼓」で太鼓を打ってらした前川さんにお会いしたので「楽しませていただきました。ありがとうございます」。太鼓って思ったよりコンパクトなケースに収まっているんですね。

暑い京都の夏を涼しく過ごすのに、みなさんも観能はいかがですか?

追記:出町ふたばの赤飯も美味しいのだけど、岐阜ツバメヤの豆穀おこわも美味しい。思い出したら食べたくなってきた。でも大名古屋ビルヂング店では売ってない。柳ヶ瀬本店まで行かなくちゃ。あ、隣に「アイスクリーム松ノ家」ってできてる。最中アイスですか。これはぜひ行かねば!(買い食いスイーツに弱いんです)

2017年7月31日 (月)

平成29年 第4回 林定期能を(京都観世会館で)観てきました!【前編】

名駅薪能の抽選に外れたので、京都へ能を観に行くことにしました。

久しぶりの京都です。行きたいところが溜まっていて、とても一日では収拾がつかないのですが、今回は観能がメインと割り切ることにしました。

いつものように名古屋始発の新幹線に乗って朝7時に京都入り。上賀茂神社行きの市バスに乗って河原町今出川で下車。京都市営バスでもApple WatchのSUICAが使えるようになって便利になりました。

さて、出町柳周辺買い食いツアーといきましょうか。(能については後編にまとめます。)

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いつもならば9時に出町柳駅前でレンタサイクルを借りるのですが、今回は京都観世会館に着く11時までしか使わないので歩くことに。とはいえ、CROCSなので無理はできません。

まず、地図のいちばん下のパン屋さん「エズ・ブルー」へ。まだ7時半なのですが、7時から開いているのがうれしい。焼きたてパンが並んでいくのですが、まだ値札がついていないので品名がわかりません。「あのぉ、これクリームパンですか?」って、忙しそうなので聞きづらい。3つほど選んで京都御苑へ。雨に濡れた木々ではセミが大合唱中。

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ベンチにタオルを敷いて朝ごはんにします。クロワッサン(右下)とソーセージの(右上)はサクサクで美味しい。これ、好き! 左のクリームパンはまだ温かくて、クリームは美味しいけれどパンはモチモチ。近くの自販機でSUNTORYの「すっきりしたトマト」という缶ジュースを買いました。最近トマトジュースに凝ってて、これは確かに飲みやすい。塩にレモンも入ってる。うーん、満腹です。

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雨がぱらついてきたので、枡形商店街を抜けて「出町ふたば」へ向かいます。8時半開店ということですが8時には開いているみたい。今日も行列ができているものの許容範囲内。いつもの豆餅と赤飯を買いました。

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昨年秋に向かい側にできた「LIGHT UP COFFEE」というカフェに寄りました。吉祥寺に本店があって、豆の味を生かした浅煎りコーヒーが特徴だとか。味を確かめるために TASTING SET (680円) を注文しました。

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左から「COLOMBIA」「COSTA RICA」「ETHIOPIA」。カップの前に置いてあるカードの裏にそれぞれの特徴が書いてあります。左から順に飲んでいくと、いちばん右のエチオピアが「これがいい」。たしかにイチゴの味がします。わたしはコーヒーの酸味は苦手で、浅煎りより深煎りが好みなのですが、コーヒー豆本来の味を楽しむという意味では考えを改めるべきかもしれません。(前述のカードは文庫本の栞に使ってます)

なぜか他にお客さんがおらず、若いバリスタさんとあれこれ話しながら、のんびりさせてもらいました。「また、来ますね!」

京都観世会館の林定期能は11時20分開場、12時開演だから、出町柳を出発するまでに、まだ1時間ちょっとあります。それならば、森見登美彦の小説『夜行 』に出てきた御霊神社と出雲路橋に行ってみましょう。

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全体にどっしりとした重みを感じる神社です。境内の中央に舞台があります。能を観るようになって舞台が気になります。神楽を舞うのでしょうか。雨が上がって陽が差してきたのはよいのですが、暑いです。体に悪い暑さです。

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この出雲路橋を東へ渡ってしばらく行くと下鴨神社なので、お参りしていきましょう。

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いつもは閑散としている境内へ、人や車が吸い込まれていくから何事かと思ったら「みたらし祭り」。なんですか、それ?

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よくわからないままに初穂料300円を納め、ロウソクを受け取り、履物(CROCS)を脱いで袋に入れ、みたらし池にむかってジャブジャブと歩いていきます。水が冷たくて気持ちいい。と言っていられたのは始めのうち。最後は足が凍えました。突き当たりで灯明を供えて池から上がり、履物を履くと泉の水が振る舞われます。ぐいと飲み干したら御手洗社にお参りして終了。

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あとで調べたところ、通称「足つけ神事」といって、暑気を払い息災を祈願するそうです。「水みくじ」というのがあって、水に浸すと文字が浮かんでくるみたい。いろいろ考えますね。

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この出口は、アニメ「有頂天家族2」で下鴨一家が出入りしていた場所。彼らは(たぬきとしては)糺ノ森に住んでいるはずですが、なんだかここが彼らの家の玄関に見えます。

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売店の店先にアニメのポップが立っていました。さて、糺ノ森を抜けて出町柳へ戻りましょうか。(後編へつづく)

2016年5月20日 (金)

京都はんなり暮らし (澤田瞳子)

京都はんなり暮し: 〈新装版〉 (徳間文庫)
京都はんなり暮し 』は、京都生まれ京都育ちの小説家・澤田瞳子が書いた京都エッセイ集。小説『若冲』を読んだので、どんなエッセイなのかと手にとってみました。先日日本経済新聞で、京都「錦市場」の歴史と合わせて『若冲』の作者が紹介されました。

私がいつも豆餅と桜餅を買う「出町ふたば」は「お餅屋」であって「お饅屋」でもなければ、ましてや「お菓子屋」でもないとか。お菓子屋というのはお茶席で出される和菓子を扱うお店だそうです。知らなかった。

京都御苑は広くてのんびりできるから好きなのですが、あの砂利のうえを自転車で走るのは結構たいへん。砂利に細く自転車の通り道ができているのを「御所の細道」と呼ぶとか。「たしかに!」(笑)

決してガイドブックではないのですが、行ってみたいところ、食べてみたいものが見つかるたびに iPhoneにメモしておきました。今度京都に行ったときには探してみます。

祭事や名所の歴史や文化がしっかり紹介されているのも興味深い。「京都本」は何冊も読みましたが、この本は「地に足がついている」感じがして良いですね。

お勧め度:★★★★★

2016年4月25日 (月)

若冲 (澤田瞳子)

若冲
若冲』は、江戸時代中期の京都で活躍した画家。本書の表紙絵にあるように、鶏をモチーフとしたものが多く、大胆な構図と彩色、緻密な描き込みは、他の誰にも描けないもの。若冲はどのような人生を歩み、このような絵を生み出したのか。それを知りたくて本書を手にとってみました。

錦高倉市場の青物問屋「枡源」の跡取り・源左衛門として、嫁・お三輪を迎えたものの、本人は絵を描くことしか興味がなく、姑の嫁いびりが高じ、嫁いで2年後にお三輪は蔵で首を括ってしまいます。腹違いの妹・お志乃が源左衛門の世話をしつつ、無口な彼の心情を語ります。

お三輪を死なせてしまった自責の念から、自らを責め続けて描いたものだったとは。お三輪の兄・弁蔵の源左衛門に対する恨みがまた絵を描き続ける力を与えていたとは、なんと不器用で、切ない生き方でしょう。それでも300年を経て、なお若冲の作品は生き続けているわけで、わたしのように若冲の人となりに興味をもつ人も出てくるのです。

人の一生を一冊の本にまとめるのは容易ではありません。『若冲』も物足りない気がします。『等伯 』は上下巻2冊なので読み応えがありました。でも物足りなければ他の関連書を探して読めばいいこと。いまの日本では読みきれないほどの本が、図書館では無料で借りることができて幸せです。「勉強したくない」というのは我が儘というか、せっかくの恩恵を受けようとしないのが惜しいとさえ思います。

楽園のカンヴァス 』など、内外の画家に関する小説を読んでは、実際の作品を美術館に観に行くのが楽しいのです。なにも知らずに見るよりも、画家の人生について知っていたほうが興味が湧きます。一冊の本をきっかけに世界が広がっていく。それを誰かが「ギフト」だと言っていましたっけ。

今度京都を訪れたら、相国寺境内にある承天閣美術館で若冲の作品を見たいと思っています。

お勧め度:★★★★★

2016年4月15日 (金)

[Apple Watch 旅] 春の醍醐寺と石清水八幡宮 2

山なら頂上、ビルなら屋上、城なら天守、岬なら突端というように、わたしはてっぺんというか、それ以上先には行くことができないところまで行くのが好きなのです。だから、身体が動くうちに行けるところには行っておきたい。

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上醍醐からの帰り道、醍醐水(写真上)をいただいてから下ります。上りのように息が切れることはないけれど、膝などの関節に負担がかかる感じ。登ってくる人たちに「こんにちわ」と挨拶しながら下っていきます。帰りは上醍醐の境内に入らず(再入場不可)、東側の脇道を駐車場まで歩いていきます。途中、楓の新緑がきれいだった。秋は見事な紅葉が楽しめそうです。

じつは、今夜は大阪の国立文楽劇場で「妹背山婦女庭訓」を観る予定なのです。先月、京都で初めて文楽を観て面白かったので、4月公演の予約状況をネットでみると、第2部の2等席が2,400円で取れたので「いちばん後ろの席でも楽しめるかどうか試してみよう」。国立文楽劇場がどんなところか興味があったのと、大阪日本橋の電気街が懐かしくて再訪したかったのもあります。

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文楽は16時開演だから、15時くらいに日本橋へ着きたい。醍醐寺からバスで京阪六地蔵駅へ。中書島で京阪本線に乗り、北浜で地下鉄に乗り換えれば日本橋です。だったら、八幡市駅で途中下車して石清水八幡宮にお参りしたい。京都に来ても八幡さんには寄ることができずにいたのです。

我ながら欲張りだと思う。文楽が終わるのは21時の予定。気分転換のための休日とはいえ、頑張りすぎると疲れが残りそうで心配。だから、当日の朝は上醍醐はあきらめようと思ってたのです。そうすれば時間にも体力にも余裕ができます。でも、上醍醐へのゲートを前にしてすごすごと引き返すことはできませんでした。

例によって、Kindle Fire 8GB + 32GB SD Cardに、映画を1本と音楽アルバム3枚をダウンロードしてきました。今回はもっぱらアルバムを聴いていました。ビートルズの”Let It Be”、エリック・クラプトンの”Unplugged”、イーグルスの”Hell Freezes Over”。中でもイーグルスが気に入りました。映画と読書は今回余裕がありませんでした。

Kindle Fireは置いておくだけでも意外にバッテリーが減るのですが、音楽を再生しているだけなら丸一日でも楽勝です。iPhoneはカメラとしても使うし、あれこれ検索するからヘッドホンがつないであると邪魔になる。だから、バッグに入れたKindleを音楽専用としたのは正解だったみたい。

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醍醐寺では昼食がとれず腹ペコ。京阪八幡市駅を降りると石清水八幡宮へは男山ケーブルで3分。ケーブルカーは15分間隔で運転しているので、その待ち時間で駅前の朝日屋さんに飛び込んで竹の子ご飯セット(写真上)をいただきました。おぉ、関西のうどんだ。美味い!

満腹になって男山ケーブルで山上へ。そこは八幡さんの裏手なので、ぐるっと表に回って表参道に出ると、沿道には人垣ができています。「一体何事ですか?」とスタッフに訊くと「花魁道中が来るんです。でもここまで来るのに15分くらいかかりますよ」。だったら先にお参りさせてもらいましょう。

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きれいな本殿です。醍醐寺のようにお金もかかりません。あ、ケーブルカーは片道200円です。

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せっかくなので花魁道中をひと目見てから帰ることにしました。

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カレンダーに予定と場所を指定しておくと、出発時間にApple Watchが知らせてくれます(画像上)。便利な機能なのですが、車での移動が前提なのが難点。

大阪日本橋の電気街は、日本橋と恵比寿町の間なので、日本橋のひとつ先の恵比寿町駅まで行きました。

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恵比寿町の南は新世界。通天閣が見えます。これも懐かしい!

日本橋に向かって北へ歩いて「シリコンハウス共立」へ寄りました。昔お世話になったパーツ屋さんです。

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へへ、買っちゃいました。何を買ったのかは、いずれ明らかにいたします。

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上の地図のように、日本橋まではまだ距離があります。沿道には電気店が多いものの、寂れたビルもちらほらあって、すこし寂しい感じ。通りがかりのたこ焼き屋さんに寄りました。美味しいもの大好きなので、ここは素通りできません。

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ずいぶんしっかり焼いてあるようですが、中はトロトロのアツアツでウマイ。やっぱたこ焼きはこうやないとあかん!

(つづく)

2016年4月13日 (水)

[Apple Watch 旅] 春の醍醐寺と石清水八幡宮 1

京都は何度も訪れていますが、新幹線でいつも通り過ぎている山科に行ってみたい。そう、醍醐寺です。

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京都の寺社505を歩く(下)』の「上醍醐への山道はかなり急坂でしかも距離があり、気軽に拝観するといった気分ではいけない。天候の状態をみて、よし、今日は上醍醐に”挑戦する”という覚悟が必要であろう」という記述を見て、俄然やる気になってしまいました。

安土の観音寺城址へ桑実寺を抜けて10丁登ることになったり、御在所岳にロープウエイで登ったら雪が積もっててビックリしたり、気軽な日帰り旅とはいえ、滑って転んで怪我しないためには靴が大事。かといって登山靴は大げさだから、もうすこしカジュアルなものを探していて見つけたのが「モントレイル」。これはトレイルランニングといって「舗装路以外の山野を走る」ための靴。走るつもりは全くなく、歩くだけですけど、雨にも強いタイプを選んだので、これで山道に迷い込んでも大丈夫!?

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醍醐寺の拝観時間は9〜17時なので、9時に着くように出発。京都八条口のホテル京阪東側の8番乗り場から醍醐寺行きバスに乗って30分。桜の見頃は先週末だったから、ほとんど散ってしまっていますが、それでも参拝客はたくさん。

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上醍醐に”挑戦”する前に下醍醐をざっと見ておきたい。

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というわけで、まずは霊宝館から。寺宝の数々のなかに、襖絵がずらっと並んでいて、端から順番に見ていくと、かなり劣化しているものの、風にそよぐ葉の緑が美しい。「これは笹?」って考えてると、中央の札に「長谷川等伯 柳草図」。なんと、等伯ではないですか。笹ではなく柳でした。

等伯といえば、前回本法寺で見た仏涅槃図。霊宝館にも小さな仏涅槃図がありましたが、構図は酷似しています。比べてみると面白い。洋の東西を問わず、宗教画のモチーフにはパターンがあるのでしょうか。

続いて三宝院。ここは塔頭なのですが、庭園も広くて立派。豊臣秀吉が建てて「醍醐の花見」を催したとかで、毎年4月に「豊太閤花見行列」が行われるって、え…今日ですか!?

最近、こういうサプライズが多いような気がします。不意のお祭りはうれしいのだけれど、混雑するのが困りもの。お寺の人に聞いたところ「花見行列」は午後1時スタートらしいので、それまでに脱出しましょう。上醍醐までがんばって歩かなきゃ!

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売店の貼紙で「京都醍醐寺ナビ」というアプリがあると知って早速iPhoneでダウンロードしたものの「拝観記念カードのIDを入力してください」。そのカードは無料配布しているのか思ったら、なんと540円で販売していました。だったら最初から有料アプリにすればいいのに紛らわしい。

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おすすめコースを案内してくれたり、歴史解説など、機能は盛りだくさんなのですが、音声ガイドは聞こえないし、いま境内のどこにいるのかわかりづらいし、540円の値打ちはありません。限られた時間内での拝観を充実できるならばと購入したものの期待ハズレ。観光ガイドブックを買ったほうがいい。

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三宝院をあとにして、仁王門を抜け、上醍醐方面へ。五重塔は、東寺ほど大きくはないけれど、整った形をしていて美しい。「醍醐寺アプリ」で写真を撮ると、こんなふうにタイトル文字が入るのですが一事が万事なんです。面白みに欠ける。無料の姫路城アプリのほうが洒落てる。

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金堂、弁天堂、女人堂まで来ると、下醍醐はそこまで。入山料600円を払って、柵の向こう側へ抜けると上醍醐なのですが、そこは観光地というより山の中。頂上の16丁まで山道が続きます。

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同じように登る人は少ないけれど、いないわけじゃない。同志です。不動の滝がある9丁くらいまではつらかったけれど、そこを越したら楽になりました。歩く速度に呼吸を合わせて登っていくとようやくたどり着いた16丁地点。入山してからここまで35分。

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16丁から先は下りになり、醍醐水、薬師堂、五大堂を経て、最終目的地の開山堂に到着するまでに20分かかったので計55分。女人堂から開山堂まで約2.6kmということだったけれど、山道の2.6kmはきつかった。

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標高450mですが、下界を見下ろす気分は最高。心なしか涼しくて気持ちいい。下醍醐ほど人が多くないのでのんびりできます。ベンチで休憩して、いつもなら読書タイムになるのですが、今日は時間がないので、すぐに下山します。

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(つづく)

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2016年3月28日 (月)

[Apple Watch 旅] 京都で珈琲と文楽をたのしむ 2

WIFE&HUSBANDを出て、自転車で賀茂川の河原を下っていきます。

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道路を走るより、河原のほうが(橋をくぐるから)早いのです。お昼を食べ損ねたので、鴨川デルタでお赤飯をいただきます。添付のごま塩がうれしい。風が強いので、包み紙などが飛んでいかないように要注意。

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さて、出町柳まで戻ってきたわけですが、これから吉田山に登ろうと思います。

森見登美彦の小説にも出てくるので、一度行ってみたかったのです。頂上付近には茂庵(もあん)というカフェがあるらしいので、そこをお目当てに。

今出川通を百万遍から東へ進み、赤い鳥居のあるところで自転車を降りて、分かれ道を左にまっすぐ登っていきます。

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なかなかの急勾配。こういうところを一生懸命に登っていると心臓に負担がかかっているのがわかります。あとでApple Watchが自動計測した心拍数を見たら120でした。これまでの1年近くで最低が48、最高が138。これは安静時も運動時も含みます。成人は安静時で50〜90らしいので、許容範囲内なのかな。安静時に100を軽く超えたら要注意? たとえば150を超えたら警告する機能をApple Watchにつけてほしい。

頂上広場に到着。東に大文字が見えます。大文字山に登るのは、やめておきます。

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そこから、もうすこし南へ進んでいくと二階建ての木造家屋が見えてきます。そこが茂庵です。

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一階は待合スペースで、二階がカフェになっています。わたしの前に一組先客がいましたが、じきに案内してくれました。西の窓際の席が眺めがよいのですが、あいにくテーブル席。抹茶ロールケーキのセットを頼みました。

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今日の本は「マージナル・オペレーション 空白の一年(下) 」。上巻同様、ジブリール視点が愉快な傭兵ラノベです。「マジオペ」は年内に2nd seasonに突入するとか。「マジ」ですか!

抹茶ロールケーキも、湯のみに入った珈琲もおいしい! あまり期待していなかったのですが(失礼)、このお店はいいかも。こんな不便なところなのに大勢お客さんが(外国人も含めて)見えます。テーブル席を空けるべく、早めに退散。階段を降りるときに、窓からの景色を一枚。

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きっと夜景もきれいだろうな。

うーん、本が読めない。本が読みたい。そもそも、外が寒いからいけない。暖かければ、鴨川の河原でのんびり読書するはずだったのです。こうなったら、あそこしかありません。

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進々堂(京大北門前店)です。ここなら読書に没頭できます。放っておいてくれるのがありがたい。珈琲は本日4杯目となるので、クリーム入りを頼みました。写真に写っているKindle Fireでカーペンターズのアルバム “A Song for You” を聴きながらの読書タイムは至福の時でありました。このアルバムはわたしが生まれて初めて買ったLPレコードなのです。

「マジオペ」を読み終え、出町柳でレンタサイクルを返して、京都府立芸術文化会館へ。

開演30分前に開場となり、当日券希望者の列に並びます。うしろのほうの座席が空いているみたい。「文楽は初めてなのでお勧めの席を教えてください」。前から12列目の真ん中あたり。ちょうど全体が見渡せるので良さそう。「京都では要らないかな」と思いつつ、バッグに入れておいた8倍双眼鏡が役に立ちそうです。日帰り旅でも、双眼鏡と銭湯用タオルは必携です。

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本日の演目は、絵本太功記(夕顔棚の段、尼ヶ崎の段)と日高川入相花王(渡し場の段)。ストーリーすら知らないので「困ったな」と思っていたらパンフレットを売っていたので即購入(800円)。あらすじの解説と床本(台本)が載っていたので、急いであらすじに目を通します。

それにしても座席が狭い。ここで2時間半はつらいな。あ、映画館とおなじか。

舞台に向かって、右手に床があって、そこに太夫と三味線が並び、左手に縦型のおおきな電光掲示板(字幕)があります。字幕があれば、パンフレットがなくても最低限なにを言っているのかは想像がつきます。だから、わたしのように飛び込みでも大丈夫。

日本の古典芸能だと思うと構えてしまうけれど、見方を変えれば、ちょっと古い脚本による人形劇です。区切りごとに太夫と三味線が交代するのですが、太夫もそれぞれ個性的。太夫が聴かせて、人形師が見せて、三味線が締める。芸の道は厳しいというのがわかるような気がします。客席で見ていれば素人にもちがいがわかりますもん。ただ、みなさん、汗だくで演じてくれているわけですから理屈抜きで応援したい!

涼しい顔してビシッと決める太棹三味線が最高にかっこいい!「あ、この人の三味線が好き」。パンフレットでお名前をチェックします。こうして贔屓ができていくのでしょうね。

太夫の謡に合わせて三味線がピシッと締める間合いを見て、松竹新喜劇の藤山寛美を思い出しました。その瞬間、ゾクっと来るのです。これは文楽だからではなく、日本の芝居の型みたいなものなのでしょうか。なにか共通するものを感じます。

ちょっと気になったことをいくつか。

1. 「夕顔棚の段」で、十次郎が家来ふたりに担がせてもってきた鎧櫃を、許嫁の初菊がひとりで持ち上げて奥の部屋へ。ひょっとして初菊はものすごい力持ち?

2. 同じく「夕顔棚の段」で、息子光秀の竹槍を受けた老母が、瀕死の重傷を負いながらも延々と雄弁に語り続ける、驚異の生命力!

3. 「渡し場の段」では、清姫の端正なお顔が一瞬にして鬼に変わるシーンは見事。双眼鏡でアップで見たら怖かった。大蛇となって川を泳ぎシーンでは、白い衣装が一瞬で赤に変わったのは目にも留まりませんでした。これも見事で驚きました。(拍手)

ずいぶん間延びしたセリフまわしに、時代がかった節回しと、古語のオンパレード。現代のアニメ世代には「イミフメイ」でしょう。でも、一度は見てみましょう。「渡し場の段」では、3人の太夫に各々担当する登場人物が決まっていて、まるで声優さんでした。文楽は男性がすべて演じますから、清姫担当太夫は高い声を絞り出すのが可笑しくて楽しかった。

最初は「わけわからん」と思っていたわたしも途中から面白くなってきました。登場人物の苦悩や悔しさが切々と語られ、こちらもその世界に引き込まれていくのです。そこに時々、人形特有のギミックやら、三味線の鋭いバチ捌きがスパイスとなっています。そう、見どころがたくさんあるのです。

4月文楽公演は「妹背山婦女庭訓」。蘇我蝦夷に陥れられた天智天皇と中臣鎌足がリベンジする、7世紀のお話ですな。下調べすると歴史の勉強になります。

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いやぁ、今回の京都は盛りだくさんで楽しかった。生まれて初めて文楽も観ることもできたし満足です。しかし、夜明け前から活動しているので疲れました。心なしかフラフラする。いつもならとっくに帰宅している時間です。大丈夫だろうか、わたし?

最後に、本日の4杯の珈琲の順位を発表します。

 1. WIFE&HUSBAND
 2. 茂庵
 2. コーヒーハウスマキ
 3. 進々堂

あくまでわたしの好みです。ごちそうさまでした。

(おしまい)

2016年3月26日 (土)

[Apple Watch 旅] 京都で珈琲と文楽をたのしむ 1

京都駅から市バスに乗って下鴨神社へ向かう途中、府立医大病院前バス停で文楽公演のポスターが目に飛び込んできました。開催日を見てびっくり。「それって今日じゃないですか!」

2年前、三浦しをんの『仏果を得ず 』を読んで文楽に興味を持ち「東京か大阪に行く機会があれば」と考えていたのですがタイミングが合わずにいたのです。それが、ふらっと訪れた京都で出会うなんて、これは運命かも。

iPhoneで検索したところ、会場は京都府立芸術文化会館。それって府立医大の向かい側。河原町通沿いのあそこだったのです。時間は13:30からと18:00からの2回。13:30は無理だから18:00-20:30のBプログラムが観たい。レンタサイクルは20:00までに返却だから、出町柳で返してから会場まで歩けばいい。15分くらいで着くだろう。

京都市美術館から本法寺への移動途中に芸術文化会館に寄ってみたら、Aプログラムは13:00開場と看板が立っているだけで、入口は閉まっています。人もいないので仕方なく電話したら、Bプログラムの当日券は17:30の開場と同時に発売するので、そのときに来てもらえればいいとのこと。「Bプログラムはまだ座席に余裕があるから大丈夫だと思いますよ」。当日券は4,500円とお高いけれど、このチャンスは逃せません。出町柳に17:00に戻ればいい。

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さて、次の目的地は千本釈迦堂(大報恩寺)。今出川通の上七軒を北に入ったところです。

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本堂内の柱には、応仁の乱の際についた槍や刀傷が残っている、京都市内最古の国宝建築物だとか。おかめ伝説のお寺として有名です。

さっきは通り過ぎたものの気になるお店があって上七軒交差点まで戻ります。「みたらしだんご」という暖簾をくぐると、おばあちゃんが内職のようにお団子を串に刺してます。「3本ください」というと奥から焼いたものを持ってきてくれます。はい、330円。

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うーん、温かいうちに食べたい。いつもなら京都御苑で休憩するのですが、ここまで来たら大徳寺にも寄りたい。Apple WatchのSiriに「大徳寺について教えて」。

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大徳寺には多くの塔頭があり、それぞれ個性的。今日は高桐院を訪れてみたい。

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ハッとする美しさ。これは外国人観光客にも感じてほしい。

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暗い室内から四角く切り取られた庭が明るく美しい。縁側でぼんやり過ごすのも贅沢な時間。

大徳寺境内の休憩所でみたらし団子をいただきました。たっぷりかかった餡はとっても素朴な味。昔から変わらないであろう甘さ。もちっとした団子が香ばしく焼いてあって、幼い頃に戻ったような気分です。下鴨神社そばの加茂みたらし茶屋のそれも上品で良いけれど、こちらの素朴さも捨て難い。

塔頭の庭園は心の栄養、お団子は体の栄養。京都でエネルギーを充電させてもらいます。

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大徳寺をあとにして、北大路通を鴨川の北大路橋西詰まで走ります。目的は WIFE&HUSBANDというカフェの珈琲。

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民家を改装した、アンティークに囲まれた、こじんまりとしたカフェです。

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ホットコーヒーは大きめのマグカップにたっぷり入って税別550円。やや深煎りでコクがあり、わたし好み。うん、美味しい。ご夫婦も気さくで気持ちがいい。狭いお店はすぐ満席になってしまうので、読書している場合でもなく、早々に「ごちそうさま」。また来ます。今度はピクニックバスケットで珈琲を持って鴨川でくつろぎたい。

(つづく)


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