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2019年6月13日 (木)

鹿の王 水底の橋 (上橋菜穂子)

鹿の王 水底の橋
鹿の王 水底の橋 』は「鹿の王」の続編ですが、東乎瑠帝国の医療のあり方を問うものになっていて、ふと『新章 神様のカルテ』を思い出しました。また泣けちゃうのでしょうか?

1. 真那の故郷
2. 秘境 花部
3. 鳴き合わせ、詩合わせ

「鹿の王」の内容を忘れてしまってて読めるのか心配だったのですが問題ありませんでした。黒狼熱大流行の危機を脱した東乎瑠帝国では、ふたりの次期皇帝候補の政争が起こっているところへ、オタワルの医術師ホッサルと恋人ミラルが飛び込んでしまいます。

オタワル医術は人の命を救うことを第一義とし、一方の清心教医術は宗教色がつよく、貝毒や馬の血の血清などを「穢れ」として嫌う。次期皇帝争いは医術2派の命運をも左右するため、ホッサルも巻き込まれてしまいます。

その鍵を握るのが、真那の父・安房那侯。真那によって安房那領に招かれたホッサルとミラルが診た患者は?

読み応えがあり、医療について考えさせる内容でした。あとがきも興味深かった。

お勧め度:★★★★★

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