月影の舞―立場茶屋おりき4 (今井絵美子)
『月影の舞 』は「立場茶屋おりき」シリーズ第4弾。
連作が続くほど、物語が折り重なって厚みが出て来ます。意外なところで過去の伏線が回収されて吃驚することも。独特の江戸語?にも慣れました。
1. 雨安居
2. 月影の舞
3. 秋の夕
4. 散紅葉
5. 風花
困っている人間は助け、職を与え、あまつさえ寝食にも困らないよう気を遣う。とっても男前なおりきです。また、そこに惚れ込んだ人たちが、おりきのピンチにはすかさず援助を申し出る。現代が失った「情」が生きている。そこがこの小説の魅力です。
お勧め度:★★★☆☆
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