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2018年11月 8日 (木)

秋の蝶―立場茶屋おりき 3 (今井絵美子)

秋の蝶―立場茶屋おりき (時代小説文庫)

秋の蝶 』はシリーズ第3弾。

1巻を読んだときはピンと来なかったのですが、2巻以後、いろんな出来事がつながっていくので面白くなってきました。江戸の昔は、貧しくて死んだり、いきなり殺されたり、女衒に売り飛ばされたり、現代では考えられない悲劇が珍しくなく、それはおりきの周辺でも起こります。

売り飛ばされた三吉をようやく見つけ出し、おりきは立場茶屋に連れ戻し、妹おきちや茶屋の人々に支えられ、三吉がすこしずつ立ち直っていく様子には救われる思いがします。

1. 秋の蝶
2. 星月夜
3. 福寿草
4. 雛の燭
5. 海を渡る風

それにしても、おりきはよくできた人です。他人がちょっと気に入らないからといって毛嫌いせず、ましてやお客であれば誰であれ、常と変わらず真心を込めて接待します。だからこそ、人気の立場茶屋であり続けるのでしょう。

お勧め度:★★★★☆

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