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2018年10月 8日 (月)

名古屋で文楽 義経千本桜(道行初音旅) 新版歌祭文(野崎村の段) を観てきました

2018年10月5日に名古屋市芸術創造センターで行われた文楽公演(夜の部)を観てきました。

中日文楽がなくなって、わたしが知る限り、名古屋市での文楽公演はここだけになりました。そのおかげで満員御礼。2階席のうしろのほうなので舞台が遠いけれど、双眼鏡持参なのでダイジョーブ。

B1

「義経千本桜」は初めて。舞台背景は桜が満開です。「道行初音旅」って有名らしいけれど、どんなものかと思ったら、艶やかで賑やかなミュージカルでした。(笑)

静御前は勇ましいイメージがあったけれど、ここではお姫様。静御前がもつ初音の鼓にされた両親を追ってきた小狐が(って、そうそう、そういう話がありましたっけ)義経の忠臣・佐藤忠信に化けて、義経がいる吉野山へ向かうのでした。

太夫3人が登場人物を謡い分け、三味線カルテットが盛り上げます。舞台左手に字幕装置が立っていますが、ストーリーはどうでもよくて、謡と人形と三味線の世界を楽しみます。途中、静御前が投げた扇を、佐藤忠信がパッと受け取るシーンがあり「え?」。一瞬、なにが起こったのかわからず「おぉ、すごーい。サーカスみたい!」。文楽って時々サプライズがあって楽しい。

B2

15分の休憩をはさんで「新版歌祭文」は「野崎村の段」。床はいつもの太夫と三味線ひとりずつに戻って「あぁ、これだ」。太夫が複数の登場人物のセリフを謡い分けます。

久松とふたりの娘の義理と愛情の駆け引き。丁稚奉公先の油屋のお嬢さん・お染めと、義父・久作の娘・おみつ。久作が久松とおみつの祝言を挙げさせようとしているところにお染めが現れ、おみつが邪険に追い払おうとするのですが、席を外した隙にふたりが会ってしまい...。

いちばんうしろの席から観ていて「やっぱり(能よりも)文楽のほうが人気があるんだな」。能がいちばん地味で、文楽より派手なのが歌舞伎。文楽は面白いけれど、目のやり場に困ります。字幕を見ていると舞台が見れない。床を見ても人形から目が離れる。とかく疲れます。字幕を頼らないのが理想なのですが、そのためには同じ演目の2回目以降でないとむずかしい。

名古屋では、能は毎月なにかしら舞台があるけれど、文楽は年に一度。大阪の国立文楽劇場まで足を伸ばせばチャンスが増えるけれど、あそこの椅子はお尻が痛い。普段は能、たまに文楽、いつかは見たい御園座歌舞伎ってね!

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