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2018年7月10日 (火)

長兵衛 天眼帳 (山本一力)

長兵衛天眼帳

長兵衛天眼帳 』は、日経新聞夕刊文化面で紹介されていたので手にとってみました。

江戸日本橋の眼鏡屋「村田屋」の主人・長兵衛は家宝の天眼鏡で謎解きをすることで有名な御仁。そこへ目明し・新蔵が助けてほしいとやってきます。裏店で婆さんが殺され、土間を掘り返してあったため、おなじ裏店に住む17の娘おさちが目明し・巳之吉に連れていかれます。おさちの無実を信じつつも、管轄違いのため口出ししにくい。さて、長兵衛はどうやって解決するのか!?

というのが1本と、もう1本のお話は檜問屋・福島屋の主人の遺言状の真贋鑑定。天眼鏡というのは望遠鏡かと思ったら顕微鏡のようなものらしいので、こちらのほうが本領発揮できそうです。

それにしても主人公・長兵衛の影が薄い。天眼鏡の説明も特にないし、1話目は「長兵衛でなくてもいいのでは?」と思えてしまいます。

それでも決してつまらないわけではなく、小狡い目明しがじつはいい奴だったり、大店の主人がじつは真っ当な商売人を唆す悪人だったり、様々な人間模様を楽しませてもらいました。

お勧め度:★★★★☆

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