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2018年3月

2018年3月30日 (金)

あきない世傳 金と銀(五) 転流篇

あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)
あきない世傳 金と銀(五) 転流篇』はシリーズ5作目。『みをつくし料理帖』に続いて愛読しています。

本棚がパンクするので普段は図書館を利用しているのですが、本シリーズは書店で見つけ次第買っています。そして、クリスマスシーズンのシュトーレンのように、毎日すこしずつ楽しみながらコーヒー片手に読むのがささやかな楽しみなのです。

なにが良いって、時代小説なのに人が死なないことと、胸キュンが散りばめてあること。商人として以前に、人としてあるべき姿を追い求めて、一本筋が通った生き方を見せてくれる主人公たちが愛おしい。現代の商売人(ビジネスパーソン)たちにも見習ってほしい!

今作はイベントが盛りだくさんで目が回りそう。おまけにまた最後は「え...」。もう、こういう終わり方はやめてほしい。作者も自分の首を絞めるだけです。「はやく次巻を出してくれ」と読者から矢の催促になります。

五鈴屋の今後が楽しみです。

お勧め度:★★★★★

2018年3月26日 (月)

肺都 アイアマンガー三部作 3 (エドワード・ケアリー)

肺都(アイアマンガー三部作3) (アイアマンガー三部作 3)
肺都』はアイアマンガー三部作の完結編。LONDONではなくLUNGDONなので「肺都」と漢字を充てたようです。アイアマンガー一族は「ロンドン」ではなく「ランドン」と呼んで恨んでいます。それというのも、人が物に変わってしまう疫病(?)が拡がったため、ロンドンは、ヴィクトリア女王は穢れの町を住民ごと焼き払ったのです。命からがら逃げ出したアイアマンガーたちはハイドパーク近くの屋敷に潜伏するのですが...。

本書の紹介文に「物語はいかなる想像も凌駕する驚天動地の結末を迎える」とありますが「驚天動地」なのは読者ではなくロンドンです。アイアマンガーたちは新たな居場所を獲得するためにロンドンとの決戦に臨みます。

ロンドンの警察はアイアマンガーを逮捕するより射殺したいらしい。大混乱のなか、クロッドとルーシーはまたも離れ離れになり、読者はやきもきします。アイアマンガー一族の非道を止め、静かな暮らしを求めるクロッドを凶弾が襲います。

さて、一体どうなってしまうのでしょうか? あとは読んでのお楽しみ!

お勧め度:★★★★☆

2018年3月22日 (木)

穢れの町 アイアマンガー三部作2

穢れの町 (アイアマンガー三部作2) (アイアマンガー三部作 2)
穢れの町 』はアイアマンガー三部作の2巻目。3巻まで刊行されてから本シリーズを知って読み始めたことに感謝しています。続きがはやく読みたくて仕方ないから、待たずに済むのはしあわせなこと。

離れ離れになってしまったクロッドとルーシーが互いを探し求めて東奔西走。今回の舞台は、堆塵館のあったゴミ山と壁を隔てた「穢れの町」。ここは以前フィルチングと呼ばれていて、ルーシーが生まれ育った町です。この町の反対側にロンドンが広がっています。つまり、ゴミ山との緩衝地帯のような場所です。

しかし、ゴミ山の崩壊が始まり、穢れの町は大混乱に陥ります。さぁ、クロッドとルーシーは生き延びることができるのでしょうか?

お勧め度:★★★★★

2018年3月18日 (日)

堆塵館 アイアマンガー三部作1(エドワード・ケアリー)

堆塵館 (アイアマンガー三部作1) (アイアマンガー三部作 1)
堆塵館 (アイアマンガー三部作1) 』は、全3部作の1巻目。表紙絵がちょっと薄気味悪いので躊躇したのですが、読んでみたら面白いのです。

19世紀末のイギリス、ロンドンの外れに広大なゴミ捨て場があり、その中心に堆塵館(たいじんかん)という屋敷を建て、アイアマンガー一族が住んでいました。彼らは生まれると「誕生の品」を与えられ、それを一生つねに持っていることが掟なのです。

ちなみに、主人公クロッドの誕生の品は、浴槽のゴム栓。鎖がついているので懐中時計のようにして持ち歩いています。彼には「物」の声が聞こえるという特殊能力があり、誕生の品たちは自分の名前をしゃべるのですが、なにも言わない物もあります。

ちょっと「ハリー・ポッター」に似ています。主人公は不健康そうで虐められやすいのだけれど、意志はつよく、すごい能力を秘めています。

クロッドは16歳になると成人として結婚することになっています。そこへ召使いとして連れてこられたルーシー・ペナントと出会って恋に落ちてしまい(婚約者は決まっているのに)おもしろくなっ、じゃなくて大変です!

堆塵館は小ぎれいな部屋もあるのですが、なにせゴミ捨て場に囲まれているので、暗く、じめじめして、腐臭が漂うところ。そんな話を読みたくはなかったのですが、誕生の品の秘密がわかってくると、俄然おもしろくなって、一気に読み終えました。

クロッドとルーシーはそれぞれ追われて逃げるのに必死。なんとかしてふたりで脱出しようとするのですが、とんでもない状態で1巻が終わります。はやく2巻が読みたい!

お勧め度:★★★★★

2018年3月14日 (水)

怪物はささやく (パトリック・ネス)

怪物はささやく (創元推理文庫 F ネ 2-1)
怪物はささやく 』は、闘病中の母親と暮らす、13歳の少年コナーが主人公。ある夜、教会の墓地に立つイチイの木の怪物がコナーの部屋の外に現れ「おまえに3つの物語を話して聞かせる。わたしが語り終えたら、おまえが4つめの物語を話すのだ」。コナーはそれを夢だと断じ、怪物を恐れる気配もありません。一方、学校でコナーはいじめられていて…。

モノクロの挿絵が不気味で、雰囲気を盛り上げます。児童書といってもよいのではないでしょうか。怖いけれど深い。休日のスターバックスで一気読みしてしまいました。

最後は「え…そんな…」。

映画化されているので、そちらも見てみようと思います。

お勧め度:★★★★★

2018年3月 9日 (金)

宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (小野雅裕)

宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書)
宇宙に命はあるのか』という新書が日経新聞夕刊の書評欄で紹介されていたのを見て読んでみました。日々の仕事や生活に追われて、余裕をなくしている人に読んでほしい。かくいう私もその一人なので、目が覚めた思いです。

地球外生命体は存在するのか、しないのか。それがわかれば、人類がどこから来たのかのヒントが掴めるかもしれない。それが作者のモチベーションです。醒めた目で見れば、良くも悪くも「NASAの宇宙狂」かもしれません。たしかに、宇宙の果てに想像を巡らせてみるのは面白い。ジュール・ベルヌいわく「人が想像できることは、すべて実現できる」。

作者は火星ローバー(探査車)のソフトウエア作成に携わっているとか。10年前のCPUと限られたメモリ、とんでもなく遅い移動速度と聞くだけで「異世界」を感じます。火星VRサイト" Access Mars " を見ると、より実感が湧きます。

読後、長男に譲りました。こういうときは電子本ではなく紙の本です。

お勧め度:★★★★★

2018年3月 5日 (月)

銀河アドベンチャー Walkr 4.4 宇宙船追加

待ってました! 新しい宇宙船が3機追加されました。

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わたしが選んだのは「フラッシュ」。お値段は10,000キューブですが、エネルギー容量が10万になります。以前の「プローブ」は7万だったので3万アップ。ただ、飛んでいる様子は紙飛行機。ちょっとユーモラスです。

エネルギーは「エピック」だけでなく、いまは「実験室」でも毎日使うため、貴重な資源です。3万アップの恩恵は「司令室」でも受けることができます。

「司令室」では4名の副操縦士が50/30/20/20%の変換率でエネルギーを提供してくれます。容量7万だったときは35,000/21,000/14,000/14,000の計84,000でしたが、10万になると50,000/30,000/20,000/20,000の計12万を手に入れることができるのです。

わたしが宇宙船を選ぶ条件は、エネルギー容量が最大であること。久しぶりの宇宙船追加ですが、まさにこのときのために普段からキューブを貯めていたのです。今回10,000キューブかかりましたから、次回は15,000キューブも貯めておけば足りるでしょう。ゲームは計画的に!(笑)

前回の記事で「実験室」の「メンバー」一覧を眺めてから寄付するというお話をしましたが、もうひとつ重要なパラメーターを見つけました。各メンバーのinfoを開いて「平均エネルギー」を見ていくと、寄付してもらえるかどうかの参考になりそうなのです。

この平均値をどのように算出しているのかわかりませんが、5,000以下であれば、普段手持ちのエネルギーが少ないため、思うように寄付できない。10,000あればエピックを併行していても寄付は可能。20,000以上あれば常に2,500返すことができるようです。中には40,000以上ある人がいてビックリ。たしかに余裕で2,500返してくれます。

この「平均エネルギー」値は「メンバー」一覧の上位の人ほど多いかというと、そうとも限りません。手持ちは少なくても実験室に優先して寄付している人もいるのです。つまり、エネルギーの使い方は人それぞれ。

実験室でもエピックでもチャット機能は用意されていますが、全員に公開されているため、あまり突っ込んだ会話はできません。ですから、限られた情報から事情を推察して動く必要があるのです。それもまた「アドベンチャー」ですね!

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