« 怪物はささやく (パトリック・ネス) | トップページ | 穢れの町 アイアマンガー三部作2 »

2018年3月18日 (日)

堆塵館 アイアマンガー三部作1(エドワード・ケアリー)

堆塵館 (アイアマンガー三部作1) (アイアマンガー三部作 1)
堆塵館 (アイアマンガー三部作1) 』は、全3部作の1巻目。表紙絵がちょっと薄気味悪いので躊躇したのですが、読んでみたら面白いのです。

19世紀末のイギリス、ロンドンの外れに広大なゴミ捨て場があり、その中心に堆塵館(たいじんかん)という屋敷を建て、アイアマンガー一族が住んでいました。彼らは生まれると「誕生の品」を与えられ、それを一生つねに持っていることが掟なのです。

ちなみに、主人公クロッドの誕生の品は、浴槽のゴム栓。鎖がついているので懐中時計のようにして持ち歩いています。彼には「物」の声が聞こえるという特殊能力があり、誕生の品たちは自分の名前をしゃべるのですが、なにも言わない物もあります。

ちょっと「ハリー・ポッター」に似ています。主人公は不健康そうで虐められやすいのだけれど、意志はつよく、すごい能力を秘めています。

クロッドは16歳になると成人として結婚することになっています。そこへ召使いとして連れてこられたルーシー・ペナントと出会って恋に落ちてしまい(婚約者は決まっているのに)おもしろくなっ、じゃなくて大変です!

堆塵館は小ぎれいな部屋もあるのですが、なにせゴミ捨て場に囲まれているので、暗く、じめじめして、腐臭が漂うところ。そんな話を読みたくはなかったのですが、誕生の品の秘密がわかってくると、俄然おもしろくなって、一気に読み終えました。

クロッドとルーシーはそれぞれ追われて逃げるのに必死。なんとかしてふたりで脱出しようとするのですが、とんでもない状態で1巻が終わります。はやく2巻が読みたい!

お勧め度:★★★★★

« 怪物はささやく (パトリック・ネス) | トップページ | 穢れの町 アイアマンガー三部作2 »

SF/ファンタジー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1887876/72930438

この記事へのトラックバック一覧です: 堆塵館 アイアマンガー三部作1(エドワード・ケアリー):

« 怪物はささやく (パトリック・ネス) | トップページ | 穢れの町 アイアマンガー三部作2 »