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2018年2月14日 (水)

風神雷神 雷の章 (柳広司)

風神雷神 雷の章
風神雷神 雷の章 』は『風神雷神 風の章 』の続編(下巻)。本阿弥光悦から田舎へ移住して自由に作品を作ろうという誘いを断り、家業を継いだ宗達が家庭を持ってからの物語です。

光悦の代わりに今度はお公家さんが登場。その烏丸光広の案内で、養源院の血生臭い噂を晴らすため、唐獅子図・白象図を描き、相国寺には蔦の細道図屏風を納めます。帝から法橋の地位を与えられた宗達は、宮中の名品を模写することができたのです。

他に、関屋澪標図屏風、舞楽図屏風も登場し、実物が見たくなりました。どんな絵なのかはネットで確かめたほうがストーリーもわかりやすい。最後は、あの風神雷神図です。建仁寺にさりげなく展示してあるのは「模写だよな」と思いつつ、改元のCMを思い出していました。冗談はさておき「屏風に風神なんてありえない」と聞いて目からウロコ。

徳川幕府の鎖国政策についてなど、時々うんちくが入るのが面白い。

すぐれたエンタメ時代小説です。興味がある方はぜひ!

お勧め度:★★★★★

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