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2018年2月

2018年2月28日 (水)

銀河アドベンチャー Walkr 4.2 実験室日記

2017年7月下旬に「実験室」が開設されて7ヶ月。メンバー間でエネルギーを寄付しあうことで惑星をアップグレードできるようになって救われました。だって、惑星が100個を超えると、レベルひとつアップグレードするのに5千万以上のコインと2週間以上の時間が必要になったりするのです。だから、従来のことを思えば、惑星のアップグレードもお手軽になりました。

住み慣れた実験室は居心地が良く、Give & Take でエネルギーを交換して、順調に惑星をアップグレードしていたのですが、ふと「ここに安住していて良いのだろうか」と疑問を感じ、別の実験室の空席に潜り込みました。

Img_1185

一度実験室を脱退すると、それまで寄付した記録は消えます。つまり、寄付額順に並ぶ「メンバー」一覧の最後尾からスタートです。毎日結構な距離を歩くため、エネルギーに不自由はしません。いざとなれば「司令室」の副操縦士たちがエネルギーを提供してくれます。

実験室に参加すると、まず「メンバー」一覧を眺めます。

誰がいくら寄付してくれたかがわかると同時に、エネルギーを寄付する余裕のある人が順番に並んでいます。その上位の人から順に500ずつ寄付していきます。そうして、40名のうち上半分、20名の反応を見ます。

相手がどんな人なのか、まったくわからないなりに、相性みたいなものを感じることってありませんか。そういうインスピレーションに従って、気になる人には1,000寄付したり、あれこれ試しているうちに2,500寄付してくれる人が出て来ます。

誰でも寄付してくれれば、同額をお返しします。これは礼儀です。それができない時もあるのはわかります。返せるときに返せばいいと思います。ただ「メンバー」ログをチェックしていると、まったく寄付していないのに惑星をアップグレードしている人がいます。何週間も家から一歩も出ないのでしょうか。これは理解できないので、わたしは寄付する気がない人には寄付しません。信用できないからです。

そう、ちょっと大げさにいえば、これも信頼関係なのです。「メンバー」上位の人なのに500しか寄付してもらえないのは、わたしに信用がないからです。実験室という環境を有効に活用するには、ひとりでも多くのメンバーに信用してもらい、できるだけ2,500ずつ寄付し合う関係を築くことです。そうすれば、レベル6から7へアップグレードするために必要な180,000エネルギーも3日以内で集まるはず。

「ランキング」を見ると、現在の最高スコアは1,909。JPではすでに16名が到達しています。そこまで行くと、当面はアップグレードする惑星がないわけですから、実験室に参加する意味もなくなります。次に新しい惑星が追加されるまでは、エピックでコインを稼いで宇宙船(Walkrのコア)のアップグレードして暮らすのでしょうか。

早くわたしも楽隠居したいものです。(笑)

2018年2月23日 (金)

最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常 (二宮敦人)

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常
最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』』は東京藝術大学の学生や卒業生を取材して、まとめたルポルタージュ風の読み物です。音楽と美術はそれぞれ「音校」「美校」と呼ばれていて、多くの学科に分かれていますが、定員は少なく、全学で2千人ほど。上野動物園に隣接しているというのも初めて知りました。学園祭に行けば楽しそう。

感想をまとめるのも難しいほど、とんでもない話が多く、文字どおり、唖然。誰がいちばん面白かったかといえば、作者の奥さん(美校の学生)です。退屈しないでしょうね。

お勧め度:★★★★★

2018年2月19日 (月)

コルヌトピア (津久井 五月)

コルヌトピア
コルヌトピア 』は、日経新聞夕刊の書評欄で紹介されていて興味を持ちました。植物群を計算資源化するというのです。それってコンピュータですよね。植物計算機(フロラ)とは、俄かに想像しがたいものだけに「おもしろそう」!

一方「コルヌトピア」とは、ギリシア神話に出て来る「豊饒の角」のこと。ヤギの角のような小型アンテナ(ウムヴェルト)をうなじに取り付けて、フロラと通信できるらしいのです。余談ですが、人間がハックされそうで怖い。

フロラ開発設計企業の調査官・砂山淵彦(すなやま・ふちひこ)は、二子玉川近くのグリーンベルトで起きた火災事故を調査するため出向いた先で、天才植物学者・折口鶲(おりくち・ひたき)と出会いますが、彼女との作業中に突然意識を失い倒れてしまいます。

SFなのですが、文学的表現が多く、最初は戸惑います。淵彦の友人・藤袴嗣実(ふじばかま・つぐみ)との出会いの場面で「源氏物語の藤袴、藤田嗣治の嗣に」と名前を説明するのです。好きな人にはたまらないのでは?

ひたきの研究には、フロラに適さない植物について、また植物と昆虫の関わりについてなど、なかなか興味深いものがあります。そもそも未解明の部分が大きいフロラを都市のインフラに取り込むとは大胆です。それ以前にウムヴェルトを着けている背景説明がないのが、わたしとしては怖い。

東京よりも赤道付近のジャングルをフロラ化したほうが効率がいいはず。逆に緯度が高い地域は「量子コンピュータを利用している」らしい。50年後、現実はどうなっているでしょう?

お勧め度:★★★☆☆

2018年2月14日 (水)

風神雷神 雷の章 (柳広司)

風神雷神 雷の章
風神雷神 雷の章 』は『風神雷神 風の章 』の続編(下巻)。本阿弥光悦から田舎へ移住して自由に作品を作ろうという誘いを断り、家業を継いだ宗達が家庭を持ってからの物語です。

光悦の代わりに今度はお公家さんが登場。その烏丸光広の案内で、養源院の血生臭い噂を晴らすため、唐獅子図・白象図を描き、相国寺には蔦の細道図屏風を納めます。帝から法橋の地位を与えられた宗達は、宮中の名品を模写することができたのです。

他に、関屋澪標図屏風、舞楽図屏風も登場し、実物が見たくなりました。どんな絵なのかはネットで確かめたほうがストーリーもわかりやすい。最後は、あの風神雷神図です。建仁寺にさりげなく展示してあるのは「模写だよな」と思いつつ、改元のCMを思い出していました。冗談はさておき「屏風に風神なんてありえない」と聞いて目からウロコ。

徳川幕府の鎖国政策についてなど、時々うんちくが入るのが面白い。

すぐれたエンタメ時代小説です。興味がある方はぜひ!

お勧め度:★★★★★

2018年2月10日 (土)

風神雷神 風の章 (柳広司)

風神雷神 風の章
風神雷神 風の章 』は、建仁寺にある風神雷神図を描いた俵屋宗達(伊年)の物語。そもそも扇屋の絵師だったとは知りませんでした。

冒頭「醍醐の花見」の場面では、醍醐寺の桜と、上醍醐への参道の険しさを思い出し、かぶきおどりの阿国一座は、有吉佐和子の『出雲の阿国』を思い出しました。幼馴染の角倉与一が嵯峨野で印刷出版事業を始め、そこに本阿弥光悦が加わって、伊年は扇屋を超えた絵師としての才能を開花させていきます。

とにかく読みやすい。現代小説作家が手がけた時代小説はそういう傾向があるようです。時代小説、歴史小説は読みづらいと敬遠していた方にもお勧めします。ただ「コラボレーション」を連発されると違和感が募るのでほどほどに。

お勧め度:★★★★★

2018年2月 6日 (火)

たったひとつの冴えたやりかた (ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア)

たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
たったひとつの冴えたやりかた 』は三浦しをんの『本屋さんで待ち合わせ 』で紹介されていたので読んでみました。

16歳の少女コーティは宇宙の冒険に出たくて仕方がありません。両親からプレゼントされた小型宇宙艇に思い切り燃料を積んで向かったのは辺境の基地。行方不明の宇宙船を探すうち、脳内にイーアというエイリアンが入り込んでしまって、さぁ、たいへん!

だと私は思うのですが、本人は意外に冷静。イーアに悪意も害意もないことがわかると、ともに探検に乗り出していくのですが...。

切ない物語でした。

お勧め度:★★★★☆

2018年2月 2日 (金)

スローハイツの神様(上・下) (辻村深月)

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)
スロウハイツの神様 』は、若きクリエイター達が暮らす「スロウハイツ」での出来事を、登場人物ごとに視点を切り替えつつ語られる小説です。オーナーの赤羽環(あかばね・たまき)が、人気作家チヨダ・コーキを迎え入れると、まるで手塚治虫が住んでいた「ときわ荘」みたいです。

▼上巻
1. 赤羽環はキレてしまった
2. 狩野壮太は回想する
3. チヨダ・コーキの話をしよう
4. 円屋伸一は出て行った
5. 加々美莉々亜がやってくる
6. 『コーキの天使』は捜索される

▼下巻
7. 森永すみれは恋をする
8. 長野正義は鋏を取り出す
9. 拝島司はミスを犯す
10. 赤羽桃花は姉を語る
11. 黒木智志は創作する
12. 環の家は解散する
13. 二十代の千代田光輝は死にたかった

上巻5章で美少女作家・加々美莉々亜が登場したあたりから雰囲気が怪しくなってきます。(こいつはなにかあるな) また、環が憧れのコーキと初めて出会ったとき、コーキから「お久しぶりです」と言われて(初めて会ったのに誰かと勘違いしてると)ショックを受けたのですが、これも引っかかります。編集長の黒木は文字どおり腹黒い。

下巻を最後まで読むと、それまでの伏線が拾われて、謎がひとつずつ明らかになっていって、気分すっきり。ミステリーの要素もあります。上巻を読んだなら下巻まで読みましょう。

お勧め度:★★★★☆

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