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2017年12月 3日 (日)

かもめ食堂 (群ようこ)

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)
かもめ食堂 』は、サチエがフィンランドのヘルシンキで出したレストラン。宣伝広告しない方針なのでお客さんが来ずに、日本のアニメ大好き青年トンミが入り浸ります。そこへ訳あり日本人女性ミドリとマサコも加わって...。

すごくいいです。読み始めてすぐに気に入りました。頑固なところもあるけれど、肩肘張らず、あっけらかんとしたサチエがいい。フィンランド人には「こども」だと思われたみたいだけど、本人は38歳。それを知ったときのトンミの反応が愉快です。

そんなに都合よく宝くじが当たるとは思えないけれど、そこはフィクションだとスルーして、内気で人見知りするフィンランド人を相手に「おにぎり」を売ることができるのやら心配です。おにぎりに巻いてある海苔が「黒い紙」に見えるみたいだから。

とくに大事件が起こるわけでも、ヒーローやヒロインが登場するわけでもないのだけれど「人生っておもしろいな」と思わせてくれる一冊です。日本を出てはじめて見えるものもあるのでしょう。

200ページちょっとの文庫なので気軽に読めます。続編が読みたい!

お勧め度:★★★★★

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