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2017年11月16日 (木)

召抱 奧右筆秘帖 (上田秀人)

召抱<奥右筆秘帳> (講談社文庫)
召抱<奥右筆秘帳> 』はシリーズ第9弾。

松平定信は大老として権力を握るべく、奧右筆組頭を潰しにかかります。そのために、邪魔な柊衛悟に新規召抱を持ちかけたのです。立花家への婿入りの書類は未提出のため、召抱を断ることができません。えぇ、一体どうするんですか、併右衛門さん!?

家斉を頂点として、父の治済、溜間詰の定信、寛永寺の覚蝉と僧兵たち、冥府防人と絹、甲賀、伊賀、御庭番...これだけのメンバーが陰謀を巡らし殺し合うのです。ほんと、ロクでもない連中です。

そこに巻き込まれた併右衛門は気の毒ですが、衛悟がまだ生きているのが不思議なくらいです。彼が甲賀や伊賀より強いとは全く思えないのです。本職の忍び相手に、しかも複数でかかってこられて無事でいられるはずがない。とんでもなくご都合主義のフィクションです。これもひとえに「主人公効果」といえましょう。主人公とそれに準じる人物は死なないのです。だから戦闘シーンは適当に読み飛ばします。

相変わらず、何者かに襲われ怪我をして帰ってくる父や衛悟を案じるだけの瑞紀が健気です。

お勧め度:★★★☆☆

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