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2017年11月19日 (日)

墨痕 奥右筆秘帳 (上田秀人)

墨痕 奥右筆秘帳 (講談社文庫)
墨痕 奥右筆秘帳 』 はシリーズ第10巻。

前巻では、鷹狩りに出かけた家斉を狙って失敗。今回は大奥での法要を利用しようということのようです。毎回命を狙われるのでは「上様」もたいへんです。

それにしても、毎度毎度、次から次へと、悪巧みと人殺しの繰り返し。ちょっと異常です。家斉の命が狙われたという事実を隠しても、奥右筆の併右衛門は知っているので「口封じ」に狙われるのです。お気の毒ではありますが、蜂の巣を突いた本人の責といえましょう。衛悟は親父さんに巻き込まれたわけです。

戦うことが仕事の武士(旗本)を、仕事(戦)がないのに国家公務員として給料を払い続ければ、そりゃ財政は破綻します。よく300年以上もったものです。本作を読んでいると、明治維新は必然だったのだろうと思えてきます。

一方、祝言はまだとはいえ、衛悟は立花家に婿入りしたわけで、

「立花瑞紀は浮かれていた。」

いいですねぇ。彼女が浮かれていれば世は太平であります。

お勧め度:★★★☆☆

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