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2017年11月13日 (月)

刃傷 奥右筆秘帳 (上田秀人)

刃傷 奥右筆秘帳 (講談社文庫)
刃傷 奥右筆秘帳 』はシリーズ第8弾。

江戸城内で禁じられている刃傷沙汰。城内で襲われた併右衛門が脇差の鞘で身を守ったところが、鞘が割れて刃が露わになってしまったことで目付に捕らえられます。

そんな殺生な。悪いのは斬り付けてきた奴でしょう。いくら決まりだとはいえ、それだと城内で斬り付けられたら応戦することもできません。黙って死ねと? 将軍を守るためだとしても? 浅野内匠頭は切腹したけれど、吉良上野介はお構いなしだったじゃないですか。

そもそもは、併右衛門があちこち蜂の巣を突くから、文字通り「刺される」のです。

甲賀だけでなく伊賀までも敵にまわして、これで御庭番が来れば「詰み」ですが、いまのところ家斉は奥右筆組頭を害することを良しとはしていません。

そういうゴタゴタは横に置くとして、衛悟を婿として迎えると併右衛門から聞かされた瑞紀の慌てようは愉快です。うれし恥ずかし瑞紀は幸せです。しかし、父と婿殿はあちこちから命を狙われているわけで、気が気じゃありません。

まわりは、自分のことしか考えない連中ばかり。邪魔になったら殺せばいいという野蛮な世界。さぁ、いよいよ物語は佳境へ!

お勧め度:★★★☆☆

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