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2017年6月12日 (月)

どぜう屋助七 (河治和香)

どぜう屋助七 (実業之日本社文庫)
どぜう屋助七 』は、浅草で今もつづく老舗「駒形どぜう」の三代目のお話。ときは幕末、ペリーの黒船がやってきたり、京では新撰組が暴れたり、不穏な空気が漂うなか、江戸の町人たちは地震にも火事にも負けず、日々暮らしていた様子がよく伝わってきます。ラノベとはちがう、しっかりした文章は安心して読むことができます。

一、君は今 駒形あたり どぜう汁
二、アメリカが来ても日本はつつがなし
三、恋は思案の外 欲は分別の内
四、鯰もおごる神の留守事
五、鯨汁 椀を重ねて叱られる
六、冥土の旅へコロリ欠け落ち
七、きゅうりごしん しんごしん
八、風の神 雷門に居候
九、江戸の豚 都の狆に追い出され
十、きんのと変わらぬけふの味

日経新聞夕刊文化面の書評欄で取り上げられたのを見て読んでみたのですが、予想以上に面白かった。書評欄というのは他人の評価なので、読んでみなければ面白いかどうかわかりません。でも、紹介された本に興味が惹かれれば読みたくなるもの。

東京で暮らしていたときも、どじょうは食べたことがありません。いまも抵抗がある。うなぎやくじらは食べるのだから、単なる食わず嫌いなのでしょう、たぶん。

お勧め度:★★★★★

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