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2017年6月20日 (火)

真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 (大沼紀子)

([お]7-9)真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 (ポプラ文庫)
真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 』はシリーズ完結編。表紙絵を見て「希美もパン屋さんになるの!?」と思ったけれど、そういうわけじゃないみたい。

400ページ弱の紙幅に、斑目氏、ソフィア、弘基、希美の、その後の人生が綴られています。それぞれ海外に出て行くところが共通していておもしろい。不幸がデフォルトだと思い込んでいた人たちが、気づいたら幸せになってるっていいですね。

ここまで来たら最後は暮林さんでしょう。彼は最初から謎の人。喜怒哀楽がはっきりしないのです。妻の美和子さんが「真夜中にパン屋さんをやろうと思った理由」について希美が口にしたのは、意外なようで自然なもの。最後にそう来ましたか。いいお話です。

お勧め度:★★★★★

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