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2017年2月17日 (金)

紐結びの魔導師 (乾石智子)

紐結びの魔道師 (創元推理文庫)
紐結びの魔道師 』は『オーリエラントの魔道師たち 』の第1話をそのまま引き継いで「紐結びワールド」を一冊にまとめたもの。オーリエラントの魔導師たちのなかでは、わたしは今作の主人公リクエンシスがいちばん好きです。魔導師らしくないのが魅力かな。

1. 紐結びの魔道師
2. 冬の孤島
3. 形見
4. 水分け
5. 子孫
6. 魔道士の憂鬱

「冬の孤島」はファイフラウとブロンハという地下に潜む化け物退治。リクエンシスは度胸だけはあるのですが、紐結びの魔法の効果は当てが外れることもあって、ピンチに陥ることもしばしば。それがまた愉快なのです。

「水分け」は相棒といえるリコが死にかけているのをなんとか救おうと奔走する話。「子孫」「魔導師の憂鬱」では踊り子ニーナに懐かれ、どこまでもついてきます。「俺は見た目より年を食ってるぞ」。もっと若い奴を探せといっても聞く耳を持たないニーナ。で、リクエンシスの年齢を聞いてビックリ。

リコが書き残した羊皮紙を製本し、写本をつくるためにパドゥキアを目指すふたりの行く末に幸あれと祈ります。

巻末に「オーリエラントの魔道士」シリーズの年表が載っています。発行順に読んでも時代が前後に飛ぶのでわけがわかりません。この年表はありがたい。

また「紐結び」のパドゥキア編を待ってます!

お勧め度:★★★★★

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