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2017年1月 6日 (金)

能の物語 (白洲正子)

能の物語 (講談社文芸文庫)
能の物語 』は『白洲次郎 占領を背負った男 』の妻であるエッセイスト白洲正子の手になる本です。井筒、鵺、頼政、実盛、二人静、葵上、藤戸、熊野、俊寛、巴、敦盛、清経、忠度、大原御幸、舟弁慶、安宅、竹生島、阿漕、桜川、隅田川、道成寺の21編を読みやすく現代語訳してあります。

読んでみると、実際の能の雰囲気がよく現れています。それぞれ文庫本10ページ前後の短い物語なのですが、舞台では1時間を超えるのですから能のテンポがわかるというものです。

「お能は本来神様のものだ」というのは「翁」という曲に表れているといいます。正月に祝言として演じられることが多い「翁」にストーリーはなく、おめでたい祝福の言葉に終始する儀式のような曲です。しかし、おめでたい歌詞や舞だけでは満足しなくなった観客のために作られた能はすべて「翁」の変奏曲であるといいます。名古屋能楽堂の正月特別公演で観た「翁」は印象的でした。

お勧め度:★★★☆☆

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