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2016年11月12日 (土)

図書館の魔女 烏の伝言 (高田大介)

図書館の魔女 烏の伝言
図書館の魔女 烏の伝言 』は『図書館の魔女』の続編。約650ページあるので、読むのを後回しにしていたせいで本編の内容がうろ覚え。本編の主人公は図書館の魔女マツリカの付き人キリヒトでしたが、今回の主人公は鳩ではなく烏を使役する鳥飼エゴンです。

一国の政治体制が崩壊すると内乱が起こり、周辺国まで影響を受けます。マツリカの謀によって国を二分し、負け組となったニザマの官僚とその縁戚たちは国を落ちていくしかありません。地方官僚の姫君ユシャッパと近衛兵たちは、追手から逃れ、山を越え、港町を目指していました。その道案内と荷運びのために雇われた剛力集団のなかに先のエゴンもいたのです。

「主な登場人物」ページは、剛力、ニザマ、廓、鼠、杣の里、一ノ谷の6グループに分けられており、順番に登場してきます。つまり、高い塔の面々は最後に登場します。剛力たちの知る「図書館の魔女」とは「黒衣の随身に囲まれて海峡の東西を我物顔で往来する、邪悪極まりない鬼道の巫女」だとか。散々な言われようです。

虐げられ、侮られ、逃げ回ってばかりでも仲間は見捨てない。人としての矜持を曲げない点に共感して損得勘定を越えて助け合う連中が頼もしい。剛力、近衛兵、鼠たちは皆辛酸を舐めることになるのですが、その中にあってユシャッパは肝が座っています。どこかマツリカを彷彿とするのは「女はつよい」故でしょうか。

今週末はじっくり本を読むぞと決めたときにどうぞ!

お勧め度:★★★★★

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