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2016年8月 5日 (金)

叛逆航路 (アン・レッキー)

叛逆航路 (創元SF文庫)
叛逆航路』では、宇宙戦艦のAIだったブレクが主人公。他の4000人の仲間(Ancillary:属躰)も戦艦も失い、辺境の極寒惑星で行き倒れている元上官セイヴァーデンに出会います。助ける義理はないのに、なぜか放置できず苦労して助けたものの、お互いに不審と不安は拭えません。

ブレクには「復讐」という目的があります。AIが復讐というのは馴染まない気がしますが、それは読んでいただくしかありません。それにしても、ブレクもセイヴァーデンもすべて「彼女」であって、性別が曖昧なのです。小説の登場人物をこんなにイメージしづらいのは初めてです。

人型AIで記憶を共有するという設定は『とある科学の超電磁砲』の「ミサカ」たちに似ています。ミサカは超能力者のクローンであって AIではありませんが「作られた」という点はおなじ。ブレクもミサカも「ロボット」ではなく(わかりにくいですが)感情があります。そこがややこしいところでもあり、面白いところでもあります。

さて、ブレクが復讐して終わるのではなく、続編があります。全3部作だとか。またSFを読みたくなったら手にとってみるつもりです。

お勧め度:★★★☆☆

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