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2016年4月17日 (日)

[Apple Watch 旅] 大阪で文楽4月公演:妹背山婦女庭訓

醍醐寺、石清水八幡宮を経て、午後4時前に国立文楽劇場に到着。発券機でチケットを取り出して2階の受付へ。

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「妹背山婦女庭訓」は大化の改新の頃のお話。「中大兄皇子と中臣(藤原)鎌足が、権勢を振るう蘇我入鹿を打倒した事件を題材に、大和地方の伝説を取り入れた近松半二らによる名作」です。

今回はパンフレットは買いませんでした。チラシの裏にあらすじと人物相関図があるので、それで予習して、お話についていけるかどうか試してみます。

芝六という猟師が、天智帝と(鎌足の息子の)淡海を匿いながら、禁猟の鹿を射るなど、アブナイ人生を送っています。一方、淡海は杉酒屋の娘お三輪と、身分を隠した姫と二股かけたため、舞台は修羅場となります。昔の浄瑠璃も、現代のアニメも、男女関係というのは似たようなものなのですね。可笑しいやら呆れるやら。

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お三輪が淡海との契りを表わす紅白の苧環(おだまき)を手渡します。苧環というのはうどん入りの茶碗蒸し、じゃなくて「つむいだ麻糸を巻いて中空の玉にしたもの」だそうですが、舞台では大きな糸巻きに持ち手がついたものです。淡海が赤い苧環を持ったまま、姫を追うものだから「おい、別の相手を追いかけるのに、それ持ってくるか!?」

その後、淡海を追ってきたお三輪は命を落とすことになるのですが、なぜ自分は死ななければならないのかをじっくりと聞かされます。「あなた、死にかけてるのとちゃうの?」 文楽ってツッコミどころ満載です。隣の席の人と喋りたいのに、喋っていい雰囲気じゃない。つらいです。

ちなみに、2等席でも舞台が見づらいことはありません。舞台が遠いけれどオペラグラス(双眼鏡)があれば大丈夫。それより座席が狭くてお尻が痛いです。それも「これでも新しくなったからまだマシ。以前はもっと痛かった」とか。しかも、その方は1部から通しで観ているとのことで、ほんと御愁傷様でございます。わたしは同日通しは無理です。ゼッタイ後悔します。

ひたすら山登りもつらいけれど、じっと座ってるのもつらい。人間て難儀やな。休憩時間になると即ロビーに飛び出してぐた〜とくつろぎます。ロビーのソファは大きくて柔らかいんです。この椅子で観劇させてくれ!

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文楽が午後4時から9時までかかるとなると晩御飯はどうするの?

どうやら弁当を用意しておいて25分休憩に食べるようです。わたしは売店で助六(写真上)を買いましたが、コンビニで買ったほうが安上がり。急いで食べて缶コーヒーを飲んで一息ついたらもう開演時間とは、なんとも慌ただしいこと。文楽は気合です。

それでも、文楽なぞ楽しめるのは平和な証拠。伝統芸能を将来に伝え、観て楽しむ文化が残っていくことこそが平和。悩みはお尻が痛いことなんて、幸せですよね。

9時に終わると皆さん、そそくさと席を立ち帰っていきます。わたしは地下鉄御堂筋線の難波駅まで歩いて新大阪へ向かいます。ここはミナミの繁華街。難波まで千日前を通るし、美味しそうなものがたくさん。せっかく大阪に来たのに、ラーメン、海鮮丼、たい焼き、ソフトクリーム等々を横目で見ながら急ぎます。

次回は、しっかり美味しいものをいただく旅にするぞ!

(おしまい)

深く知りたければパンフレットがあったほうがいいけれど、なくても特に支障はありませんでした。

5月は地元名古屋で「中日文楽」があるのですが、B席でも4,000円か。ちょっと高いなぁ。座席のクッションはいいのかな?

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