« 神様の御用人 4 (浅葉なつ) | トップページ | 任侠書房 (今野敏) »

2016年1月22日 (金)

佳代のキッチン (原宏一)

佳代のキッチン (祥伝社文庫) 佳代のキッチン 』は、失踪した両親を探すため、軽ワンボックスで「移動調理屋」を営みながら、手がかりを求めて日本中を駆け巡る佳代30歳のお話。お客さんとの触れ合いが泣けます。
  1. キャベツの子(東京:荒井薬師)
  2. ベア五郎(横須賀)
  3. 板前カレー(京都)
  4. コシナガ(松江)
  5. 井戸の湯(東京:押上)
  6. 四大麺(盛岡)
  7. 紫の花(ニセコ)

第3章、京都では、梨木神社の染井の水を汲み、衣棚通にクルマを停めて営業していたとか。南禅寺裏から起きてきて、京都御苑の東で水を汲んで、西で営業してたのか。西といっても錦市場が近いというから、御池通の南あたりでしょうか。長男が京都に下宿していたとき、染井の水を汲んで米を炊いてみたけれど違いがわからんかった。

佳代が作った賄いカレーの材料は、鶏出汁、半端野菜(人参の切れ端と厚く剥いた皮、セロリの切れ端と葉っぱ、大根の切れ端と厚めに剥いた皮、椎茸の石突、 玉葱の切れ端、赤ピーマンの切れ端、インゲンの端っこ、茄子の残り、トマトの残り、ジャガイモの残り、香菜の茎)、豚バラ肉、プレーンヨーグルトにコーンフレークの14種類。コーンフレーク入れたら一体どうなるんだろう?

第4章、佳代のミートボールは、豚バラブロック肉を細かく切ってから包丁で叩いてミンチ状にしたものに、つなぎとしてクスクスとお麩を砕いたものを入れているとか。今度クスクスを試してみよっと!

両親探しという縦糸に、おいしいものを作り、お客さんに満足してもらうという横糸が絡んで、なかなか美味しい小説に仕上がっています。続編もあるようなので読んでみるつもりです。

お勧め度:★★★★★

しかし、ハイエースならともかく、軽のワンボックスを調理車に改造した隙間で寝ることができるのでしょうか。狭すぎません?

クスクスとお麩をつなぎに加えた鶏肉団子スープを作りました。クスクスに同量の熱湯をかければ水を吸って膨らみますが、それでも米粒より小さい。食べるとパスタの味がするけれど、たしかにつなぎにもなりますね。結果、柔らかい肉団子になりました。

« 神様の御用人 4 (浅葉なつ) | トップページ | 任侠書房 (今野敏) »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

現代小説」カテゴリの記事