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2016年1月10日 (日)

任侠病院 (今野敏)

任侠病院 (中公文庫 こ) 任侠病院 』は「隠蔽捜査 」の今野敏が書く「任侠シリーズ」の『任侠書房 』『任侠学園 』につづく第3弾。鶴舞図書館で予約したら、なぜか最新刊が一番先に届きました。

真っ先に思い出したのが、浅田次郎の『プリズンホテル 』シリーズ。やくざがホテルを経営する話なのですが、人格が破綻している主人公の木戸を始め、とっても人間臭い連中が登場。浅田節全開でおもしろい!

それに比べると本作はじつにあっさりしています。『隠蔽捜査』も警察内部のドロドロした人間関係をさらりと描いていることを思えば頷けます。

阿岐本組という東京下町の小さな組の代貸・日村誠司は、今度は病院の再建に乗り出すと告げられ「またですか?」と内心途方に暮れます。その病院の外注業者のバックには関西の暴力団がついていることがわかったからです。

それでも阿岐本はあきらめようとせず、淡々と事を進めるうちになんとかなってしまう。という、のほほんとファンタジックな任侠小説です。

お勧め度:★★★☆☆

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