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2015年11月

2015年11月30日 (月)

[Apple Watch] 小説『神様のカルテ』の舞台 松本

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松本といえば松本城。なのですが、松本は小説『神様のカルテ 』の舞台でもあります。映画よりも小説。夏川草介の文章が好きなのです。

「病院から北へ、民家の間を縫うように小道をすすめば、巨木に囲まれた鎮守の森にたどりつく。深志神社である。深志神社の境内を抜けてやがて駅前通り、さらに中町通り、女鳥羽川、縄手通りをわたって、四柱神社の境内をぬければ松本城がその威容を見せてくれる。」

このシーンを確かめてみたかったのです。主人公・栗原一止(くりはらいちと)が勤める本庄病院のモデルとなったのが、深志神社の南にある相澤病院。ここの住所が「松本市本庄」。ベッドが500床もある、立派な総合病院です。ドクターカーが3台見えます。北側の救急入口には「365日24時間」という赤い看板が掲げられています。

ここから深志神社までの経路が、最初はわかりませんでした。神社は西を向いている(写真5)ので、そちらから入って来るものと思い込んでいたから線がつながらず、これまた自転車で右往左往。地図を前に冷静に考えればカンタンなことでした。

画像2の青丸の位置から二筋東を北に向かえば、写真3のように南側の鳥居を抜けて拝殿(写真4)の前に出るのです。謎が解けてすっきりしました。

さて、冒頭の小説からの抜粋に戻りましょう。「駅前通り」というのは「あがたの森通り」のことでしょうか。そして「中町通り、女鳥羽川、縄手通り」と「四柱神社」を抜ければ「松本城」というのは、多少東西方向のズレはありますが、順番はそのとおりです。

いよいよお腹が空いてきたので iPhone で「食べログ」現在地検索。めぼしいお店を当たってみたのですが、いずれも定休日だったり時間外だったり。ようやく見つけた蕎麦屋さんが「源智のそば」(写真6)。ここは「源智の井戸」(写真8)の水を使っているそうです。注文したのは「えごまそば」の大盛り(写真7)。白菜の漬け物がお通しのように出されましたが、そういうものなんですか? 結構しょっぱい。

蕎麦はすっきり美味しい。えごまの味はよくわかりませんでした。実は、わたし蕎麦の味ってわかってないのです。本当においしいと思える蕎麦に出会ったことがない。ラーメン(中華そば)は東京に住んでいた頃に経堂で一度だけあります。うどんもないかな。きしめんは、最近おいしいお店を見つけました。池下の「きしや」さんの白きしめんは、おいしいし、きれいです。

わたしの味覚が鈍いのか、好みの問題なのかはわかりませんが、たとえば、団子とか五平餅って、良い原料で手間暇かけて作っても、そもそも特別おいしいものでもないのではないような気がしています。観光地など、時と場所によっては、素晴らしいごちそうになるのですが、冷静に食卓に向かって食べたときに、感動するかというと、わたし自身はしないと思うのです。

蕎麦やうどんがそうだとは思わないし、思いたくないので、これからも「おいしいもの探し」は続けます。

さて、食後のコーヒーが飲みたくて、そのまま北上して、女鳥羽川沿いの「珈琲まるも」に立ち寄りました。シックな落ち着いた内装の喫茶店ですが、混んでます。こういうときはお店の方に負担をかけないようシンプルな注文を心がけて「まるもブレンド」をいただきました(写真9)。

しかし、酸味が強くて、わたし好みではありませんでした。ここは旅館も営んでいるとのこと。ホテルじゃなく、旅館もいいですね。

帰りの「しなの18号」の座席指定を取ってある都合上、そろそろレンタサイクルを返しに行かねばなりません。ただ、もうすこし時間があるので「松本市時計博物館」に寄りました。日時計からデジタル時計まで、主に古時計を展示してあり、身近な精密機械であり、工芸品なのだと再認識しました。熱帯魚が泳いでる置き時計がかわいかった。和時計も素敵。Apple Watchの文字盤にも十二支デザインを加えてほしい。文字盤制作をサードパーティに解放してくれないかなぁ。

自転車を返却して、あとは松本駅へ向かうだけなのですが、最後にスイーツを求めて、パルコ東の開運堂本店にお邪魔しました。

お店に入ると、ガラスの向こうでロボットがソフトクリームを作っていました(写真10)。カウンターで320円払って専用コインをもらい、操作パネル前のスロットに投入。サイズを普通か大盛りかって、そりゃ(蕎麦同様)大盛りでしょ。するとロボットアームがコーンを持ってぐるぐると回して、完成したら扉から出してくれます。今日の味はストロベリー。子供たちに大人気です。他に、カラメル、スイートポテト、ブルーベリー、小倉、ホワイトピーチ、豆乳、栗、バニラなど、日替わりのソフトクリームメニューが用意されています。

ここでは、ついでに「松本牧場 一口チーズケーキ」も買いました。柔らかくて美味しかった。

開運堂を出て、公園を左手に見ながらパルコ(写真12)の前をまっすぐ行けば松本駅です。今回は、いろいろと買い食いもできて満足です。

わたしのお城めぐりは「天守のてっぺんに登る」ことが目的になってます。人混みが苦手なので、雑踏に長居ができないのです。

自転車でのんびり回れば、街の様子も空気も印象に残るので忘れることはありません。週末や連休にクルマで出かけると、渋滞や駐車場が心配ですが、電車なら気楽なもの。車中では寝ていればいいのです。

最後に、もう一度松本城の写真(13)を掲載しておきます。逆さ富士ならぬ逆さ松本城です。次回松本を訪れたなら上高地まで足を伸ばしてみたいと思います。

お勧め度:★★★★☆

2015年11月28日 (土)

[Apple Watch] 国宝 松本城 リベンジ 2

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メインの松本城をクリアしたので「さて、あとはどこから行こうかな」。「街歩きマップ」を広げて、まず、お城の北側を見て回ることにしました。

松本城は平城なので、すこし離れると天守が見えなくなります。クルマで近くまで来てもお城がどこにあるか見えないかもしれません。それに、ナビの言うとおりにクルマでぐるぐる走っていると方角がわからなくなるのです。以前クルマで来たときはそうでした。

今回のように自転車で回るときは、事前に観光マップを見て、大体の地理を頭に入れておきましょう。西に松本駅、東にまっすぐの「あがたの森通り」が「あがたの森公園」に突き当たる。北の松本城との中間に女鳥羽川が東西に流れ、その北岸に「縄手通り」、南側に「中町通り」がある。道路は必ずしも碁盤の目になっていないので、油断しているとあらぬ方向へ流されます。そういうときに Apple Watch のマップが役に立ちます。

お城の西側からぐるっと北に出ると、駐車場待ちの車列が続いています。そう、お城に近い駐車場はすぐに満車になってしまいます。だから自転車がいいんです。竹風堂の「栗粒あん どら焼き山」が目についたので、おやつに1個買って、近くの松本神社へ(写真1)。

そこから、さらに北上すると「旧司祭館」(写真2)と「重要文化財 旧開智学校」(写真3)があります。旧開智学校の再現教室の机と椅子がちいさくてかわいい(写真4)。

晴れてきたので、開智学校敷地内のベンチで休憩(写真5)。今日の文庫本は、東野圭吾の『天空の蜂 』。冒頭からとんでもない事件が起きて引き込まれます。あの子は一体どうなっちゃうんだろう?

そして、県内最古の武家屋敷「高橋家住宅」を探して自転車でぐるぐる。マップが大雑把すぎてわかりません。でも、あきらめたら負けのような気がして、意地で見つけ出しました(写真6)。

案内板も目印もなく、住宅街の中に埋没しています。こんなの歩いて探すのは不毛です。案内マップに掲載する以上、それを見て誰でもたどり着けるようにしていただきたい。Apple Watchの画面で恐縮ですが、ココの青丸、道路の南側にあります(画像7)。

お城の北側は見終わったので南下しましょう。お城の東側、松本市役所の前を通って、女鳥羽川の手前で縄手通りに出ます。観光客向けの飲食店や雑貨店などが並ぶ通りです。自転車を下りて、西に向かって押して歩いていくと四柱神社に出ました(写真8)。その名のとおり、天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神を祀る神社です。

そろそろお昼どき。せっかくだから蕎麦を食べようと思うのですが、行列したくはないし、かといって空いている店も不安だし。

ともあれ、あがたの森通りまで下がってきたので東へ向かって行くと、左手に松本市美術館があって、なんじゃこりゃ!?(写真9)

巨大な食虫植物のようなオブジェは、松本出身の前衛芸術家・草間彌生の作品「幻の華」。せっかく訪れたので、常設展示を拝見することにしました。草間彌生ってすごいですね。とくに、最後の「わが永遠の魂」(My Eternal Soul)は感激しましたし、1.5畳ほどの小部屋での30秒間の無限体験は得難いものでした。屋外の「幻の華」に惹かれた方はぜひ館内まで足を運んでみてください。410円の値打ちは十分にあります。

あがたの森通りは路側帯に「自転車専用」通行帯があるので走りやすい。あがたの森公園(写真10)は、旧松本高校の敷地だったとかで、旧校舎と森と池、グランドが整備された、とてもきれいな公園です。季節がよければ、ここのベンチで読書なんて素敵です(写真11)。

ふと上を見ると「あれ、松ぼっくりみたい」(写真12)。いや、松じゃなくて杉かな。だったら杉ぼっくり?

あとで調べたらヒマラヤ杉の球果だったようです。初めてみました。何年生きていても知らないことはたくさんあります。

(つづく)

2015年11月26日 (木)

[Apple Watch] 国宝 松本城 リベンジ

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今年の4月にApple Watchが発売され、どんなふうに使えるか見てみようと始めた「ちいさな旅」は、主にお城めぐりになりまして、犬山城、彦根城、姫路城と、国宝の4つの城は残すところ松本城のみとなりました。

じつは、一昨年9月に次男とクルマ(SUZUKI Swift Sports)で訪れたのですが、名古屋と変わらず暑かったのと、待ち行列に挫けて天守には登らず仕舞い。そのときは国宝だと知らなかったとはいえ惜しいことをしました。今回、リベンジを果たすために「ワイドビューしなの1号」に乗り込みました(画像1)。

先日、岩村城跡へ行くために恵那まで各停に乗ったときは特急に何度も追い越されて悔しい思いをしましたが、今回は追い越す側です。速い、速い! とはいえ、名古屋から松本まで2時間は長かった。お尻がイタイ…。

午前9時、松本駅到着。改札を出ると「あ、スタバがある」。いかん、いかん、お城が先です。

お城口(東口)に出ると、駅前ってどこも似てますね(写真3)。天気予報は曇りだから寒いかと心配だったのですが、現在8℃。風がないから寒さは感じません。

まずはレンタサイクルを借りるために、駅から北東へ5〜6分歩いたところにある「Mウィング」(松本市中央公民館)に向かいます。「すいすいタウン」という名称のレンタサイクルの受付は2階。申込書に記入し、自転車の鍵を受け取り、北側の駐輪場から乗って出ます。夕方5時までに返却。無料です。

Apple WatchのSiriに向かって「松本城について教えて」と訊いた結果が画像6。Watchでマップを表示して(画像5)、松本城に向かったつもりが横道に逸れたらしく、パン屋さん(パン工房 Marusho)の前を通りかかり、いい匂いに誘われて店内へ(写真7)。

人気の「ダマンドクロワッサン」と「カレードーナツ」を買って、公園のベンチで食べようと思ったのですが「寒いかな」。うれしいことに店内にカフェスペースがあったので、ブレンドコーヒーを頼んで朝食にすることにしました(写真8)。

ダマンドクロワッサンは、クリームの入ったクロワッサンにクッキー生地をかけてアーモンドを散らしたサクサク感がわたし好み。カレードーナツはまだ温かくて、揚げパンの甘さとカレーの風味がマッチして美味でした。

その後、松本城の南にある「観光情報センター」に寄って、観光パンフと地図を入手。「信州松本 街歩きマップ」(画像9)が役に立ちました。この地図の範囲の移動は、自転車であれば苦になりません。地図を見て、気になるところから順番に回ればいいと思います。

午前10時、松本城に到着(写真10)。

姫路城の白に対して、松本城は黒。精悍な印象を受けます。

天守の入口まではスムーズに入りましたが、6層までの階段が急なために、てっぺんに着くまでに30分かかりました。靴を脱いでいるから、行列が動かずにじっとしていると足が冷たくてつらい。スリッパ(室内履き)がほしい。

日本の建造物って、どうして木造なのだろう? 中国から技術が入ってきたからか、それ以前からそうだったのか。ヨーロッパみたいに石づくりならば、火災にも強く、長持ちしただろうに…。

天守6層は京間13畳のこじんまりとしたスペース(写真11)。登ってきた、そのままの行列で、おなじ階段を下ります。つまり、行きも帰りもずっと行列。なんだかなぁ〜。

とはいえ、自分たちの城が400年後に観光スポットになっているなんて夢にも思わなかったでしょうから仕方ありません。400年間、信州の風雪に耐えてきたことは素晴らしい。

窓から外を見ても(写真12)、金網が邪魔で見づらいし、さほど高いわけでもない。わたしが今年訪れたお城の天守で、迫力があったのは犬山城です。窓から外を覗くのではなく、外に出て欄干越しに木曽川を見下ろし、強い風に吹かれると怖いくらいだった。岐阜城(模擬城)も長良川を見下ろす金華山の頂上にあるから眺めは最高です。

松本城天守の下りは15分ほど。上りの30分とあわせて約45分。天守の外は黒門まで行列ができていました。行列を避けるには朝いちばんに訪れましょう。

松本城の入城券は、松本市立博物館とセットになっていたので、城の南東にある博物館も訪れました。でも、美術館のほうが面白かったな。そのお話はまたあとで。

(つづく)

2015年11月24日 (火)

最果てアーケード (小川洋子)

最果てアーケード (講談社文庫) 最果てアーケード 』は、使用済みの絵はがき、義眼、勲章、ドアノブ、レース(編み物)など、ふつうは売り物にならないような物を、それを求める人が来るのをじっと待っている商店街の日常を描きます。漫画の脚本として書き下ろしたそうです。
  1. 衣装係さん
  2. 百科事典少女
  3. 兎夫人
  4. 輪っか屋
  5. 紙店シスター
  6. ノブさん
  7. 勲章店の未亡人
  8. 遺髪レース
  9. 人さらいの時計
  10. フォークダンス発表会

アーケードの大家さんを父にもつ「わたし」は16歳。愛犬べべを連れて、お客さんに商品を届ける配達係をしています。

連作短編になっていて、最後は「輪っか屋」さんのドーナツのように完結してしまいます。

ひっそりと、ふしぎなアーケードです。

お勧め度:★★★★★

2015年11月22日 (日)

千春の婚礼〜新・御宿かわせみ (平岩弓枝)

千春の婚礼 新・御宿かわせみ 千春の婚礼 新・御宿かわせみ 』では、ついに千春が嫁いでいきます。なんだか唐突に縁談が決まってしまって放心状態です。(苦笑)
  1. 宇治川屋の姉妹
  2. 千春の婚礼
  3. とりかえばや診療所
  4. 殿様は色好み
  5. 新しい旅立ち
明治になっても「時代小説」なのでしょうか?

お勧め度:★★★★☆

2015年11月20日 (金)

最後の晩ごはん〜お兄さんとホットケーキ (椹野 道流)

最後の晩ごはん お兄さんとホットケーキ (角川文庫) 最後の晩ごはん お兄さんとホットケーキ (角川文庫) 』は、シリーズ第3弾。サブタイトルの「お兄さん」とは、主人公・五十嵐海里の兄・一憲のこと。さて、今回はどんな騒動が持ち上がることやら、楽しみです。

今回は「ばんめし屋」に、獣医の奈津がやってきます。なんと彼女は兄・一憲のフィアンセだというのです。彼女は仲の悪い兄弟をなんとかしようとするのですが…。

薄い文庫本なので持ち歩きに便利。お出かけのお供に最適です。

お勧め度:★★★☆☆

2015年11月18日 (水)

最後の晩ごはん〜小説家と冷やし中華 (椹野 道流)

最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華 (角川文庫) 最後の晩ごはん 小説家と冷やし中華 』は、シリーズ第2弾。サブタイトルの「小説家」とは、前作に登場した淡海先生。彼が冷やし中華を嫌いな理由は…?

主人公の元イケメン俳優・五十嵐海里が過去との決別をすれば、淡海先生も過去と向き合います。定食屋「ばんめし屋」の面々は良い人ばかり。でも世の中、良い人ばかりではないわけで、だからこそ小説ができるのかも。

舞台になっている芦屋にも立ち寄ってみようと思いつつ、姫路からの帰りにも通過してしまいました。そう、半日旅行のお伴にちょうどよい厚さでした。

お勧め度:★★★☆☆

2015年11月16日 (月)

[Apple Watch] 京都 2015 秋の特別拝観

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京都府庁旧本館を出て、Apple Watch の Siri に「京都市美術館の場所を教えて」。また「どれですか?」と訊ねてくるけれど、最初に「京都市美術館」と正しく認識しているのだから、それで検索すればいいだけ。選択する必要などない。

Siri の認識とアウトプットについては、まだまだ問題が多く、実用になりません。ただ、これもユーザーが(楽しみながら)育てていくものでしょう。

京美の場所はわかっているのですが、画像2のように目的地にピンを立てた状態で移動すれば、自分の位置が青丸で表示され、相対位置がわかるので、気分次第で横道に逸れても大丈夫。自転車で移動するときは専らこのパターン。経路案内されると逆にうっとおしい。

自転車で走ったコースを記録したければ Cyclemeter のような、GPSを利用したサイクルコンピュータアプリを使えばいい。ただ、GPSをずっとアクセスするのでバッテリーの消耗が早く、あまり好きではありません。

ここでも行列だったらパスしようと思っていたのですが、京都市美術館の『フェルメールとレンブラント〜17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち』は並ばずに入ることができました。

はじめは、わたしが好きな風景画が続き、静物画、人物画と、力強い色彩と光と影のコントラストが印象的な作品が多いなか、フェルメールの『水差しを持つ女』は異色でした。

前回『ルーヴル美術館展』で見た『天文学者』もそうでしたが、その場の空気感に包まれ、吸い込まれそうになります。思わず「あの女性に言葉は通じるのかな。オランダ語?」なんて心配したりして。

これこそ「眼福」。「眼が見えることは幸福」です。せっかくですから美しいものをたくさん見ましょう。

次は「渉成園」です。Apple Watch で表示された経路は画像4のとおり。祇園四条は通りたくないなぁ。

岡崎を出て東山通を南下しているうちに八坂さんの前に出てしまい、四条通に右折はできない(したくない)し、直進すれば上り坂。えーい、仕方ない。がんばって坂道を漕いで、東山安井で右折。安井金比羅宮の境内を(自転車を押して)抜けました。この界隈は人間臭くて興味深い。誰か(何か)と縁切りしたい人の行列ができています。鈴なりの絵馬には人間の業が見えます。

建仁寺をかすめて川端通を南下、五条大橋を渡りました。

渉成園(写真5)は東本願寺の飛地境内地。前回、東本願寺を訪れた際に入ることができなかったのでリベンジです。今回は「棟方志功の襖絵、井上雄彦氏の屏風「親鸞」の特別公開」があるそうです。

受付で500円納めると、A4カラーのパンフレット「渉成園ガイドブック」をくれました。東本願寺はお金持ち?

庭園は見所がいくつもあって楽しめましたが、棟方志功の襖絵は行列になっていたのでUターン。天井の低い日本家屋の廊下で並びたくない。井上雄彦氏の屏風は見ました。300年くらい経ったら値打ちが出るかも。

さて、渉成園の次は「東寺」です。

Siri に「東寺について教えて」と訊ねると、何度やっても「当時」と誤認識。言葉が通じません。Siri にも学習機能がほしい。

東寺への経路検索は、渉成園の休憩所で行ったため、人前で「音声検索」は恥ずかしくてできません。iPhoneのマップから目的地を登録して、それをApple Watchのマップからみれば画像6のとおり。同じ画面です。

東寺はでかい。五重塔は近くで見ると、大きすぎて首が痛くなります。一層の立体曼荼羅はユニーク。これを見たかったのです。他に、宝物館、金堂、講堂、御影堂を見せていただきました。しかし、職員さんの対応を含めて、全体に大雑把な印象。広いからでしょうか。

下鴨神社から10km近く南下したでしょうか。ここから出町柳まで自転車を返しに行くのは億劫なので、四条河原町店に返すことにします。それにしても四条まで戻る目的(モチベーション)がほしいところ。

地図を眺めていて目についたのが壬生寺。新撰組ゆかりの寺です。経路は画像8のとおり。意外に広くてきれいなお寺です(写真9)。新撰組の墓所「壬生塚」は入場料100円(写真10)。

お腹が空いたので「食べログ」の現在地検索でラーメン店を探したら、有名店はどこも行列。やむなく行列のないラーメン店で一服しました。細麺の醤油豚骨はともかく、チャーハンはおいしかった。

今回、Apple Watch を使い倒したらバッテリーが切れてしまいました。低電力モードでは時計機能しか働かず、通知もアラームもないので、初めてのことに戸惑いました。次回からは Watch 用の充電ケーブルも持たないといけません。アップルストアでケーブル長30cmのを買っておこうかな。

壬生から四条河原町まで、怖いもの見たさで四条烏丸を抜けてみたのですが、歩道は通れないし、タクシーが多いし、もう懲り懲り。

おまけに「えむじか四条河原町店」を見つけるのに苦労しました。「こんなところにレンタサイクル屋さん?」って場所。東華菜館とドトールの間を入った左手にありました。別の店に返却する際は手数料300円。都合、レンタル料500+300=800円でした。

京阪祇園四条から乗って七条下車、京都駅まで歩きました。今回の観光ルートは画像11のとおり、約20km。疲れたけれど、京都は何度訪れても飽きません。

お勧め度:★★★★★

2015年11月14日 (土)

[Apple Watch] 京都御所 2015 秋の一般公開

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2015/10/30-11/3まで、京都御所が一般公開 されると知って「これは行かねばならん」。建物の屋根はきれいに葺いてあるし、松の木もきれいに剪定してあるのに、いつも壁の外から眺めるだけ。一度でいいから壁の中を見てみたかったのです。

ところが前夜、Netflixのおかげで寝不足。「休日なのだから寝ていたい」と思ったのですが、せっかくの好天なのに、これを逃すと次回は来春。ネットやハガキで参観申込手続きをすればよいのですが、何ヶ月も先の予定が立たないため、現実にはむずかしいのです。ほんとは修学院にも行ってみたい。(くわしくは、宮内庁のホームページへ)

どうせ行くなら朝一番。名古屋始発の新幹線に乗るため5時起床。そして7時には京都駅(画像1)。すこし寒い。9℃ですか(画像2)。そこから市バス205号系統で河原町通を北上して下鴨神社前で下車。

いつものようにローソンでペットボトル茶(温かいの)を買ってから下鴨神社へ。「また来ました」とお参りして、糺の森を、朝の散歩気分で南へ抜け、枡形商店街の「出町ふたば」へ(写真3)。8時すぎにはもう開いてて、お客さんもいます。でも、行列というほどじゃない。ただ、朝一番は品数が少ないのです。豆餅はたくさんあるけれど、他には団子ときんつばくらい。

これは予想していたので、今日は赤飯を買うつもりだったのです。意外に高いので、これまで遠慮していたのですが、人気和菓子店の赤飯ってやっぱり気になります。しかも今日は栗が入ってます。栗赤飯の小が800円、大が1,000円。持って帰るつもりで栗赤飯の小と、すぐに食べるつもりで豆餅2個を買い求めました。

しかし、豆餅2個が朝食ではお昼まで持ちません。そうか、だったら栗赤飯を食べればいい。お茶もある。が、箸がない。コンビニでおかずを買えば箸がもらえると思い、通りがかりのファミマへ。(今後は My箸を持参します)

適当なおかずが見つからず、ファミチキを買うときに「あのぉ、お箸を一膳もらえませんか」「いいですよ」。よし、揃ったぞ。名付けて「ふたば弁当」です(写真4)。

鴨川公園の日陰は寒いので、鴨川デルタのベンチで朝食です。秋晴れの京都で、ちょっと贅沢な気分。「赤飯にはごま塩がほしいなぁ」と思ったら、ちゃんと「ふりかけ」が付いてました。栗が甘くて美味しい。赤飯はおこわらしく、適度に噛み応えがあって、小豆のやさしい甘さが塩で引き立てられています。

ファミチキって、要するに骨無しフライドチキンなんですね。初めて食べました。油こってりが栗赤飯と合います。パクパクとご機嫌で完食。さて、デザートの豆餅です。ガブっとかぶりつくと、甘さ控えめで、やっぱり旨い。「いつも旨い」のがうれしい。美味しく食べられるのは健康な証拠。だから、いつも健康でいたい。

さすがに豆餅2個食べたら満腹。この「ふたば弁当」は、ふたりで分けてちょうどだったかも。ともあれ、腹ごしらえは完了です。

食い物の話ばかりで、京都御所はどうなった?

出町柳駅前の「えむじか」でレンタサイクル(午後8時まで500円。保証金2,000円)を借りて、京都御所へ急ぎます。

午前9時前、行列ができてるだろうことは覚悟していのたですが、やっぱり…。観光バスで団体さんが次々にやって来ます。

4列縦隊で並び「刃物、危険物持ち込み禁止」の手荷物検査を受けてから入場します。参観は、宜秋門 (ぎしゅうもん) から参入し(写真5),清所門 (せいしょもん) から出ます。これは駐車場が近いからですね。参観コースはのんびり歩いても1時間程度でしょう。

9時に開門。10分ほどで入ることができました。御所内は広いので、入場には時間がかかりません。ただ、有名な場所の前には人だかりがしていて、よく見えません。ともかく順路に沿って進んでいくと、建礼門の内側(写真6)に来て「ついに入ってしまった」と感激。ふと振り返ると、朱塗りの承明門の向こうに紫宸殿が見えたときには感無量(写真7)。この瞬間、今日の目的は達成されたといってもよいでしょう。

その後、左近の桜を右手に見ながら紫宸殿の正面へ(写真8)。ついに来てしまいました。天皇の座である高御座(たかみくら)が見えます。他の寺院では感じなかった、身が引き締まる思いがします。

その後、小御所、御学問所、御池庭、御常御殿、御涼所を見て清所門から出ました。10時前には行列はありませんでした(写真9)。

観光バスや自家用車で来た人は駐車場から近いのでよいのですが、たとえば京都御苑の北、南、東から歩いてくる場合は時間がかかります。御苑はとにかく広いので、わたしは歩きたくない。だから自転車なのですが、御所周辺は砂利のせいで、ひどく走りづらい。獣道ならぬ自転車道が細く続いていたりするのですが、前から自転車が来ると避けないといけなくてコケそうになる。

御所を出る直前の休憩所で「府庁界隈 まちかどミュジアム」というイベントのパンフレットを見ていたら、京都府庁旧本館の旧知事室が公開されているとのこと。

場所を調べようと、Apple Watch の Siri に「京都府庁旧本館までの経路を教えて」とお願いすると「どれですか?」(画像10)。電話帳みたいなリストが表示されるのですが、旧本館は見当たりません。そりゃそうだろうな。もう府庁として使ってないのだから。仕方ないので iPhone5s の「マップ」で検索(画像11)。京都御苑のすぐ西側です。だったら行ってみましょう。

京都府庁旧本館は、趣のある洋風建築(写真12)。名古屋の市政資料館に似ています。2階の旧知事室(写真13)から窓を見ると、外の景色が歪んで見えます。このガラスは100年前のままだとか。当時のガラスは平面じゃなかったんですね。面白い!

次は、京都市美術館のフェルメールに会いに行きます。

(つづく)

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2015年11月12日 (木)

訪問者ぶたぶた (矢崎存美)

訪問者ぶたぶた (光文社文庫) 訪問者ぶたぶた 』は「ぶたぶたシリーズ」10作目のコメディ短編集。
  1. 神様が来た!
  2. 伝説のホスト
  3. 気まずい時間
  4. ふたりの夜
  5. 冬の庭園

アメリカだったら、即CIAに拉致されて研究施設で解剖されそうな「生きたぶたのぬいぐるみ」の日常絵巻。タイトルを見ただけで「ぶたぶたが主人公なのね」とわかるのが1〜2章。しかし、ぶたぶたがホスト!? 中身はおじさんだから似合わん。他は、小学校の先生だったり、漫画のアシスタントだったり、愉快な一冊です。

かわいいもの(ぬいぐるみとか)が好きな方へオススメします。

お勧め度:★★★☆☆

2015年11月10日 (火)

夏の日のぶたぶた (矢崎存美)

夏の日のぶたぶた (徳間文庫) 夏の日のぶたぶた 』は、中学三年の菅野一郎が、父のコンビニからビールを配達に行った先で出会ったぶたぶたと過ごすひと夏のエピソード。幼なじみの女の子も登場して、なかなか「いい話」です。

ぶたぶたシリーズはもう何冊読んだのだろう。読んでいないのは4冊になったから、もうじきゴールなのだけれど、これは「たまに」読むのがいい。いい感じに現実逃避できます。(笑)

お勧め度:★★★★★

2015年11月 8日 (日)

[Apple Watch] 岩村城跡と農村景観日本一 2

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岩村城跡のベンチで休憩していて「そうだ、かんから屋(写真1)へ行かなくちゃ」。前日、ネットで調べておいたお店で、かんから餅というのが名物だそうです。朝が早かったから、早めのお昼にしてもいい。

注文したのは「親子うどん」(600円)と、かんから餅(一皿5個400円)(写真2)。うどんは関西風のつゆで美味しかった。でも、うどん自体はすくなめで、お昼としては多少物足りないかな。逆に、小腹が空いたときにはちょうどいい。さて、4個しか見えない「かんから餅」ですが、胡麻の下に2個隠れています。胡麻の香りがプーンとして、食欲をそそります。お餅が柔らかくて美味しいのですが、こしあんはもちろん、どれもかなり甘い。一皿をふたりでシェアしてもいいくらい、お腹いっぱいになりました。(くるしい、たべすぎた…)

さて、次の目的地は「農村景観日本一展望所」。要するに、眺めのいいスポット(オイっ)。かんから屋で食後のお茶を飲みながら経路を検索(画像3)。要するに、363号線を北へ行けばいいだけね。

緩やかな上りが続くので、腹ごなしと言いながら、電動アシストでラクチンするのでした。(快適)

城下町から20分ほどで展望所に到着(写真4)。階段を上っていくと、おぉ、たしかに眺めがいい(写真5)。ただ、田んぼは刈入れが終わってしまって、ちょっと殺風景。どうせ来るなら5月から9月がいいかも。

展望所をあとにして目指したのは、さっき前を通って「あとで寄ってみよう」と思ったパン屋さん。

郷の薪窯パン Kitto!」(写真6)は、ご主人が手作り窯で焼いたパンを奥さんが売る、ちいさなパン屋さん。テーブルに商品が並んでいるのですが、先客が3人いて何も見えないので、隅っこの椅子に座って「いわむら観光マップ」を見ながら待ちました。

マイセレクションは、キットちゃん、ブルーベリーとクリームチーズ(写真7)、くるみパン、それと「秋映え」パウンドケーキ(写真8)。くるみパンは恵那駅で食べちゃいました。小麦とお陽様の味がして、美味しかった!

店の一番人気だという「キットちゃん」は、うさぎの形のくるみ&柑橘系のパン。そのままでもおいしい。というか、トーストしないほうがいいかも。

「秋映え」を見て「これ、おいしそうですね」と言ったら、奥さんがすかさず「リンゴがとっても美味しくて、すごいオススメですっ!」とトーンが上がったので「1,200円かぁ。城下町のカステラは見送るか」。今回のおみやげはパンです。

原材料は、小麦粉、バター、卵、りんご、きび砂糖、粗糖、蜂蜜、レモン、ベーキングパウダー。大手メーカーみたいに余計な添加物が入ってないのがいい。作っている人の顔が見えるのが安心です。ほのぼのしてて、いい感じのパン屋さんです。これからも美味しいパンを作ってください。

今度は、コーヒーが飲みたい。

「いわむら観光マップ」によると、帰り道に「岩村茶寮」という喫茶店があるので寄ってみました(写真9)。中に入ると、天井が高くてお洒落な内装。窓際のテーブルで景色を楽しもうかと思ったのですが、ご主人が気さくな感じだったのでカウンターに座り「おいしいコーヒーをください」「わかりました。おいしいコーヒーをお出ししましょう」。(笑)

お店からは展望所が見えます。その脇に恵那山のてっぺんが見えて、左手には御岳山のてっぺんが見えます。名古屋からそれほど遠くへ来たわけではないのに、遠くまで見えます。

コーヒーもおいしかったし、会話も弾んで、楽しいひとときを過ごさせていただきました。城下町の裏話なども伺えて面白かった。「五平餅のみはらに寄ってみてください。おいしいから」。次の目的地が決定しました。

ちなみに「おいしいコーヒー」は400円でした。そういえば一度もメニューを見ませんでした。

城下町まで戻って来て、通りかかった木村邸(写真10)に立ち寄りました。かつての豪商の町屋なのでしょうか。大きな金庫とか、戦前まで使われていた壁掛け電話機とか、当時は贅沢品だったと思われるものがさりげなく置いてあります。奥には蔵が並んでいて、蔵の2階を改造した「老松小屋」が、ロフトみたいで興味深かった。あんな隠れ家がほしい。

「えーと、みはら、ミハラっと、あった!」(写真11)。お好み焼き、焼きそば、五平餅か。まだ、お腹にかんから餅が残っているけれど、せっかくだから五平餅1本いただこう。店内を覗いて、おばさんに「五平餅を1本ください」と言ったら、いま焼いているところだからか「どうぞ、中で座って食べていってください。お茶を出しますから」。

では、お言葉に甘えて(写真12)。え、このお通しみたいな、もやしのおひたしは? どうやら定食に付くもののようで、これとみそ汁がついて「五平餅定食」って、う〜む。

大阪出身なので、お好み焼き定食と焼きそば定食はわかるのです。でも、五平餅って甘いじゃないですか。それがご飯? あ、餅米だから「ごはん」か。あぁ、わけわからん。もう、いいです。許す。(笑)

とにかく、今日はお腹がいっぱいなので、五平餅1本がちょうど。焼きたてアツアツで、ごまダレも旨い。おひたしと交互に食べているうちに馴れました。観光地で食べる五平餅は、べたっと固くて、あまりおいしかった記憶がありませんが、ここのは素朴で素直においしい。というか「これが五平餅なんだ」という基準ができたような気がします。

岩村茶寮さんで紹介されたというと「あそこはしゃれたお店だね」。岩村のみなさんは気さくで、話好き。いいところです。気に入りました。

おばさんはさっきから話しながら炊飯器をせっせとかき混ぜてると思ったら「それが餅米ですか?」「富田で取れた新米だよ」。ほぉ。

カウンターから見ていると、3人で五平餅を作っています。ひとりが餅米がひと塊取って計量しては串に刺していき、もうひとりがそれをラップで包んで木型に嵌めて形を整え、もうひとりが焼いてタレを付けていきます。電話注文が入ったとかで大忙しです。

なるほど、おいしいわけです。なんでもそうだけど、おいしいのには理由があります。

今回の「ちいさな旅」は、おいしいものにたくさん巡り会えて大満足。岩村にはまた行きたい!

お勧め度:★★★★★

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2015年11月 6日 (金)

[Apple Watch] 岩村城跡と農村景観日本一

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郡上八幡城の次はどこへ行こうかと、ネットで岐阜県内のお城を調べていたら、岩村城が目につきました。「Y!乗換案内」で調べた経路が画像1。恵那で明知鉄道(写真2)に乗れば、千種から2時間弱。

明知鉄道には、テレビの撮影班が乗っていて、数名が岩村駅で下りて取材していました。早朝からご苦労さまです。

岩村駅(写真3)は寒い(画像4)。駅でレンタサイクルを借りられるのは9時だから、30分くらい待合室で本を読んでいるつもりだったのですが、じっと座っていると寒いんです。駅売店の人が見えたので声をかけてみたところ「先に手続きしましょう」。早めに自転車を借りることができました。電動アシスト自転車で、一日1,000円。まだ新しくてきれいです。

岩村城へは、自転車でも本丸近くの駐車場まで上がることができるそうですが、自転車で行くと自転車で帰らなければならず、歩いて登る道がどんなふうなのかがわかりません。ここは自分の足で歩いてみましょう。年老いて、思うように歩けなくなる前に、いろんなところを歩いて(できれば自転車がいいけど)みたい。

案内図によると、駅から東へ伸びる城下町(写真6)を抜けて、信号の先にある常夜灯の角で左折、歴史資料館(写真7)から800mの登山道(写真8)が始まっています。

300円で歴史資料館に入ると、岩村町の歴史がわかります。岩村城は鎌倉時代からあったというから、ずいぶん歴史があります。ただ、残念ながら天守はすでになく、歴史資料館のそばに太鼓櫓があるくらい。あとは標高717mに残る石垣です。

岩村城跡(写真9)には何もありませんが、ここに登って来る途中にも井戸がいくつもありました。水が豊富で、霧がよく出るため「霧ヶ城」と呼ばれたそうです。

Apple Watchで現在地を確認すると画像10。そう、ここは恵那市なんですね。

駐車場を見下ろすベンチでひと休み(写真11)。今日の文庫本は、小川洋子の『最果てアーケード 』です。

なんだか、ここの駐車場は見覚えがある。そうだ、ここは昔、クルマで来たことがある。こっちのほうへ走りに来て、案内板を見て立ち寄ってみたのです。早朝だったので、誰もいなかった。「なんだ、お城なんかないじゃないか」。今なら、石垣が素晴らしいというのが(すこしは)わかります。

たしかに、名古屋からであれば、クルマのほうが便利です。ただ、クルマだといちいち駐車場を探さないといけないし、渋滞の心配もある。高速道路を長時間運転すると眠くなるけれど、電車なら寝ていればいいからラクチン。もし寝ていても Apple Watch が(通知で)起こしてくれます。

クルマの場合と、公共交通機関+自転車の場合と、結局は一長一短なのですが、クルマを運転しなくてもいい、一人旅もいいものです。一人でなくてもいいのですが、家族と都合が合わないものでこうなってます。

ローカル線で注意すべきは帰りの時刻。明知鉄道なんて1時間に1本くらいしか走っていないから、乗り過ごすと面倒なことになります。ご注意あれ。

(つづく)

余談ですが、お年寄りが日帰り観光というと、観光バスのツアーが多いようです。「高野山に行ってきました」とお土産をいただいたので「奥の院はどうでした?」と訊いたら「バス2台の乗客をひとりのガイドさんが案内してくれたもので、どこがなにやら…」。要するに、付いて歩いただけで印象に残っていないのです。

わたしは、あとで「あそこにも寄っておけばよかった」と後悔したくないので、観光スポットとグルメスポットは事前にネットなどで調べておきます。京都や奈良などが特集されている雑誌(『サライ』など)を買うこともあります。レンタサイクルがあるかどうかも重要。自転車だったらどう走るか、コースも一応考えます。

あとは現地でもらう地図、案内図が貴重な情報源です。わからないことは現地の人に訊くのがいちばん。そういうときは「スマホで検索」なんて、無粋な真似はやめましょう。会話というコミュニケーション手段は強力な武器です。

バスツアーって、バスの中でお土産を売ってるんですって?「持ち歩かなくて済むから助かる」って、なるほど上手い商売です。わたしは、そんなツアーは遠慮したい。そもそも団体行動が苦手だから無理ですね。(苦笑)

2015年11月 4日 (水)

イリスの炎 〜 グイン・サーガ 136 (宵野ゆめ)

イリスの炎―グイン・サーガ〈136〉 (ハヤカワ文庫JA) イリスの炎 』では、廃嫡されたシルヴィアが失踪し、アウロラはグインに探してほしいと願い出るのですが…。

アキレウス大帝が亡くなり、後継者問題に揺れるケイロニア。一部ではグインを皇帝の座につけようとする勢力もありますが、グイン自身はどっしり構えたまま。いつもどおり泰然自若。

オクタヴィアが恐れているのは、愛娘マリニアが後継者となること。それだけはなんとしても阻止しようと必死です。それじゃ、ケイロニア皇帝の座は一体だれが座るのか?

それは、表紙絵のオクタヴィアが語っています。

お勧め度:★★★☆☆

2015年11月 3日 (火)

紅の凶星 〜 グイン・サーガ 135 (五代ゆう)

紅の凶星 (ハヤカワ文庫JA) 紅の凶星 』は、まだまだ暗い。あと3巻、この調子が続いたら、わたしはグインサーガ読者を辞めます。読んでいても楽しくありません。
  1. ミロク降臨
  2. 魔導師の弟子
  3. 紅の凶星
  4. 黄昏の道を往くもの

「ゾンビ」にそそのかされたイシュトバーンがリンダを拉致し、パロを灰燼に帰す暴挙に出ました。まったく愚かな男です。早いところ、スカールに仇討ちされてしまえばいいのに。(ぷんぷん!)

しかし、そのイシュトバーンの息子スーティを守る立場のスカール。ザザとウーラも登場して、運命神ヤーンもややこしいことをやってくれます。

イグ・ソックの身体を借りたブランは、ミロク幹部に会うところまで漕ぎ着けたものの…。

人が営々と築き上げてきたものが、何者かの悪意によって一瞬で壊される。それも「運命」と呼んでいるようですが、それはちょっとちがうと思う。「造り物」を感じるのは、物語に没入できていないせいでしょうか。

お勧め度:★★☆☆☆

2015年11月 1日 (日)

忘れられた巨人 (カズオ・イシグロ)

忘れられた巨人 忘れられた巨人 』は『わたしを離さないで 』のカズオ・イシグロの新作。アーサー王伝説を下敷きにした、ある老夫婦の愛と冒険の物語。翻訳もすばらしく、読み応えがあります。読み始めて、ちょっとだけ村上春樹に似ているように感じました。

アーサー王亡き後、7世紀のブリテン島、アクセルとベアトリスは穴蔵のような村を出て、息子を探す旅に出ます。しかし、物忘れがひどく、記憶が曖昧。夫婦の間に何があったのか、なぜ息子が出て行ったのか、ふたりとも覚えていません。

アーサー王伝説とともに、ドラゴンや悪鬼、妖精などが存在し、ブリテン人とサクソン人が争う世界に誘われて戸惑いました。円卓の騎士ガウェインも(年老いて)登場します。

わたしを離さないで 』がショッキングだったので、カズオ・イシグロの作品は避けていたのですが、新作ということで好奇心に負けた次第。しかし、やはり、読後感は「ぐさり」と来ます。心が涙を流しています。

老夫婦は息子の記憶を取り戻し、会うことができるのか。そこが焦点なのですが、伝説や民間伝承、はたまた神の意志によってか、物語の筋道がねじれていくので、読んでいてやきもきします。そもそも「忘れられた巨人」(The Buried Giant) とはどういう意味なのでしょう?

わたしを離さないで 』同様、読み進めるうちに、すこしずつ事情がわかってきて、物悲しくなっていきます。読者はやるせないのに、登場人物は健気に前に進もうとします。読み手は、年老いたアクセルとベアトリスに引き連れられて旅をするのです。

忘却の霧が晴れるのが、幸せなのかどうか。守ろうとする者と、破壊しようとする者がいれば、そこに争いが起きる。そして、彼らが武器を持てば殺し合いになる。

結局、別離は避けられないのでしょうか。

お勧め度:★★★★★

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