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2015年8月22日 (土)

キングレオの冒険 (円居挽)

キングレオの冒険 キングレオの冒険 』は「ルヴォワール」シリーズ4部作の円居挽の最新作。

クローバー・リーフをもう一杯 今宵、謎解きバー「三号館」へ 』は、京大が舞台でしたが「ルヴォワール」とは直接関係がなく、ちょっとがっかり。『シャーロック・ノート: 学園裁判と密室の謎 』は未読なのでわかりませんが、本作は登場人物として、坂城論語とあるので「ルヴォワール」シリーズの前日譚かも、と期待が膨らみます。

主人公は「日本探偵公社」所属の名探偵・天親獅子丸(通称キングレオ)、その助手が天親大河(獅子丸の従兄弟)。ホームズとワトソンの関係なのですが、このワトソンはいまひとつ頼りなくてイライラします。

最後に、ようやく城坂論語が出てきたと思ったら、とんでもない悪人役。優秀な犯罪者って手に負えません。そこでキングレオの登場。ある事件の推理が、師匠筋の河原町義出臣(通称キデオンフェル)と食い違ったため、日本探偵公社内での公開対決となったのですが…。

わーい、ルヴォワールだ!(笑)

「ルヴォワール」シリーズを読まれた方は免疫があると思いますが、いきなりこの展開には面食らうのではないでしょうか。わたしはこの反則技が好き。デタラメだろうと、無茶苦茶だろうと、真実がどうあれ、筋さえ通っていればオッケー、みたいな?

続編も期待しています。>作者

お勧め度:★★★★★

「大河」と聞くと『とらドラ!』を思い出します。あちらは虎と龍でしたが、こちらは虎と獅子。ご丁寧に、虎の妹が「陽虎」とは、徹底していますね。

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