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2015年8月24日 (月)

晏子 1 (宮城谷昌光)

晏子〈第1巻〉 (新潮文庫) 晏子〈第1巻〉 』は、紀元前7世紀、中国の春秋戦国時代、秦、晋、斉、楚の四大国が覇を争い、斉の晏弱の物語。

平たく言うと「軍師」なのでしょうか。斉という国に忠誠を誓い、奸臣たちの腹を見抜き、先を見通す力は斉随一といってもよいのですが、そこには政治の力学が働くため、思うようにはいきません。

諸葛亮などは英雄として描かれることが多いですが、晏弱は気が小さいところがあって、それだけ着実だというあたり、現実味があります。ただ、しばしば命懸けなのが気の毒。日本の紀元前7世紀といえば、弥生時代前。さすが中国です。

人名がややこしくて、最初はとっつきにくい。それと腹黒い輩が多くて嫌になる。ただ「人の格」のちがいというものが描かれていて、現代日本の政治家に読ませたい。

お勧め度:★★★★★

新潮文庫では全4巻。

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