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2015年6月20日 (土)

風の墓碑銘―女刑事 音道貴子 (乃南アサ)

風の墓碑銘(エピタフ)〈上〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)

風の墓碑銘(エピタフ)〈下〉―女刑事 音道貴子 (新潮文庫)
風の墓碑銘(エピタフ) 』は「女刑事 音道貴子」シリーズ第6弾。
  1. 凍える牙
  2. 花散る頃の殺人(短編集)
  3. 未練(短編集)
  4. 嗤う闇(短編集)
  5. 風の墓碑銘

上記1と2を読んだので、鶴舞図書館で見つけた3の『鎖』を借りようと思ったのですが、単行本しかなくて、その厚さに持ち帰る気力も萎え、文庫本があった本書上下巻を借り出した次第。したがって、間が飛んでいるので、知らないうちに貴子に男ができていたり、滝沢の髪が薄くなっていたりします。

解体途中の貸家の床下から男女の白骨死体が発見され、貴子は貸家の家主・今川篤行から事情を聞こうにも認知症で思うに任せない。そうこうするうちに今川が殺され、手掛かりを失った貴子は、かつての相棒・滝沢保と再びコンビを組むことになったのです。

その滝沢が問題なのです。刑事としての外面はよいのですが、身内に対して甘えがあって男らしくない。貴子にも「女々しい」と言われています。この作者は男の描き方が得意ではないのかも。貴子は好きだけど、滝沢が出てくる巻は遠慮したい。

今川篤行が殺された理由は明らかなのですが、なぜか捜査はあっちこっちへフラフラ。あの合間に貴子や滝沢のプライベートが挿入されて、わざと話をややこしくしてません? これがエンターテイメントなのでしょうか。

警察(推理)小説は、いろんな事件がいろんな場所でランダムに起こるため、なにが関係があって、なにが無関係なのかわからず、取り紛れてしまう可能性があるからやっかいです。そんなカオスから「勘」を働かせた者が解決の糸口を掴む、と。

結果、意外な人物が浮かび上がってくるのですが、それは読んでのお楽しみ!

このシリーズの長編はしんどい(まわりくどい)から短編だけ拾い読みしたほうがいいかも。

お勧め度:★★★☆☆

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