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2015年4月21日 (火)

神様のカルテ 0 (夏川草介)

神様のカルテ0 神様のカルテ0 』は『孤高のメス』などの外科医を主人公にしたものとは異なり、内科医が主人公なので、死は避けられないものの、切った張ったが少なくて、安心して読めます。

さわやかな文章で描かれる信州・松本の四季も素敵。今回は、1〜3まで刊行されたものの前日譚、短編集です。(スターウォーズみたい?)
  1. 有明
  2. 彼岸過ぎまで
  3. 神様のカルテ
  4. 冬山記

1は、一止が医学部6年生のときに、友人たちとの勉強会に通っていた学生寮では…。2は、地元の本庄病院の外科部長、内科部長、事務長らは、一止を研修医として採用すべきかどうか思案中。3は、本庄病院で研修医として働くことになった一止は、退院前の患者に胃カメラを入れることになったのですが…。4は、一止の妻になった榛名が冬山で出会った男は人生に絶望していて…。

4は、小学館の月刊"STORY BOX"に掲載され、本書が出ることを知りました。夏川草介の書く、民俗学者を主人公にした物語もよかった。はやく出版してほしい!

一止って、ほんとうに変わってます。ボーっとして見えるけれど、意外と鋭いところがあって、驚かされたり、笑わせてくれたり、いっしょに泣きそうになったり。

『神様のカルテ』ファンの方はもちろん、これから読む方も0から読み始めていいと思います。

お勧め度:★★★★★

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