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2015年2月20日 (金)

鹿の王 (上) 生き残った者 (上橋菜穂子)

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐ 鹿の王 (上) 生き残った者』を読みたいけれど、図書館は予約待ちが多くて時間がかかるので買いました。文庫になるのを待っていられません。

上橋菜穂子といえば「守り人シリーズ」「旅人シリーズ」「獣の奏者」。短槍遣いのバルサが懐かしい!

そういえば『鹿の王』に登場するサエという「跡追い狩人」がバルサを思い出させます。弓の遣い手だし、体格も雰囲気も違うのだけど、嗅覚というか、危険を察知する能力に長けているところとか似ているような気がします。

物語は、主人公ヴァン(40歳、男)が奴隷として岩塩鉱で強制労働させられているところから始まります。ある夜、黒犬の群れが襲来し、大勢噛まれて怪我をします。すると、数日のうちに周囲の人間たちがバタバタと倒れ、生き残ったのはヴァンと女の赤ん坊ユナだけ。岩塩鉱を脱出し、街に向かう途中で出会った若者トマは「飛鹿」を連れていて、以前飛鹿乗りだったヴァンは彼の村までいっしょに向かうことにしたのでした。

トマたちはトナカイを飼育しているとか。トナカイの生息地は(現実には)スカンジナビア半島からシベリア、アラスカにかけての北極圏周辺。かなり寒い地域です。

東乎瑠(ツオル)帝国がアカファを占領し、移住民を送り込んできたため、先住民が住み慣れた土地を追われ、政治的、文化的、免疫学的な均衡が崩れてしまいます。

ヴァンに対する、もう一方の主人公がホッサルという医術師。岩塩鉱で広まった伝染病の治療薬を作るため「生き残った者」(ヴァン)を追わせます。それはさておき、とにかくユナがかわいい。拾われたときは1歳未満かな。片言をしゃべるくらいで、満足に歩けない。この子がどんな娘に成長するのか楽しみです。

お勧め度:★★★★★

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