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2015年2月19日 (木)

御手洗潔と進々堂珈琲 (島田荘司)

御手洗潔と進々堂珈琲 (新潮文庫nex) 御手洗潔と進々堂珈琲』は、京大北門前に実在する喫茶店「進々堂」と京大周辺、一条戻り橋、嵐山で語られる物語4編を収録しています。どっしりした木製テーブルが並び、BGMもなくて静かで、やや暗い店内。そう、表紙絵が雰囲気をよく表しています。ゆっくり本が読めるのがうれしい喫茶店です。
  1. 進々堂ブレンド 1974
  2. シェフィールドの奇跡
  3. 戻り橋と悲願花
  4. 追憶のカシュガル
世界を放浪してきた御手洗潔の話し相手は、京大目指して浪人中のワタルくん。1話はワタルくんの切ない恋物語、2話はイギリスでの身体障害者のスポーツ差別の話、3話は朝鮮と彼岸花の話、4話はウイグル自治区カシュガルとソメイヨシノの話。

わたしは2話が気に入りました。3話は悲しすぎる。やっぱり戦争はダメです。

御手洗潔って読んだことないのですが、さすが京大医学部出身という設定だけあって、知識と教養が豊富で、話が面白い。内容がリアルで、どこまでが本当で、どこまでがフィクションなのかわかりづらいほど。受け売りで吹聴するまえに裏を取っておきましょう。(笑)

お勧め度:★★★★★

進々堂はそもそもパン屋さんですからパンも売っています。1930年創業というからスゴいです。ただ、名古屋の感覚でいくと、営業時間が8〜18時と短い。最初は店に着いたのが18時だったから入れませんでした。あとは店員さんにあまり商売っ気がないように感じます。カレーセットが好き。

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