« 最も遠い銀河 3 夏 (白川道) | トップページ | 孤高のメス―外科医当麻鉄彦 5 (大鐘 稔彦 ) »

2015年2月28日 (土)

最も遠い銀河 4 秋 (白川道)

最も遠い銀河〈4〉秋 (幻冬舎文庫) 最も遠い銀河〈4〉秋』はシリーズ最終巻。

桐生晴之が追いつめられていく様を見るのがつらいのは、彼が(善人ではないにしろ)悪人ではないから。貧しさから這い上がり、苦労して努力して、現在の地位を築いてきたのだから、幸せになってもバチは当たらないはず…と思うからなのでしょう。

元刑事の渡誠一郎は、晴之の人柄と事情を察し、本人と会うことにします。嘘を突き通しても周囲を不幸にするだけだと。そう、誰も幸せになれないのだと。

晴之は美里を失ったあと、茜と出会い、結婚する決意を固め、その一方で李京愛にも愛され、建築設計の仕事も軌道に乗り、もうすこしですべてを手に入れられる。

懸命に生きようとしているのに、小さな嘘の積み重ねが人生を狂わせる。最後はあっけない結末。人の死と生の物語でした。

お勧め度:★★★★★

信じた友の、命を賭した凶行。晴之の成功は、日陰に生まれ落ちた者たちの悲願に変わった。哀しみと期待を一身に背負い、悲壮な決意で道を切り開く晴之。そ して、彼に対して深い理解を示しながらも執拗に追い詰めていく誠一郎。ついに二人が対峙した時、運命は優しく微笑むのか、それとも―。人が人として生きる 意味を問う感動巨編、完結。

あああああ、やっぱり切ない。こんなのナシだぁ!

« 最も遠い銀河 3 夏 (白川道) | トップページ | 孤高のメス―外科医当麻鉄彦 5 (大鐘 稔彦 ) »

ミステリー」カテゴリの記事

現代小説」カテゴリの記事

2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ