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2015年2月16日 (月)

ソロモンの偽証 第3部 法廷 (宮部みゆき)

ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)

ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)
ソロモンの偽証: 第III部 法廷』は、いよいよ柏木卓也の死の真相に迫る裁判を描きます。

最後のドンデン返しの証人が「彼」であろうことは、第3部を読めばわかってきます。それでも、事実がどうであったのかは、実際に語られるまでわかりません。これがミステリーなのでしょうか。

最後の証言を聴いて「もっと早く言えよ!」と思うのが人情。そうすれば、こんな面倒な裁判なんてやる必要もなかったのに。え、だったらなんのための校内裁判だったの?

真実を明らかにするため? 嘘を暴くため? 反省させるため?

結局、誰の言うことが本当で、誰が嘘をついているかはどうでもよくって、審理の過程で明らかにされてきたことと、それをそれぞれがどう納得して乗り越えていくかが重要。誰かを裁くのが目的ではない。そこに救いがあります。

で、『ソロモンの偽証』のソロモンとは○○のことだと思うのだけれど、あなたはどう思う? と友人にも訊きたいのだけれど「500ページが6冊」というと引いてしまうんです。

お勧め度:★★★★★

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