« ソロモンの偽証 第1部 事件 (宮部みゆき) | トップページ | ソロモンの偽証 第3部 法廷 (宮部みゆき) »

2015年2月14日 (土)

ソロモンの偽証 第2部 決意 (宮部みゆき)

ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)

ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)

2015-01-2520.32.54.jpg
ソロモンの偽証: 第II部 決意』は、学校で転落死した柏井卓也に続いて起きた事件、事故、騒動で傷ついた生徒たちが「真実を知りたい」と、藤野涼子の呼びかけで、夏休みに「学校内裁判」をすることになった。被告は大出俊次。罪状は柏井卓也の殺害。藤野涼子が検察官役、弁護人役には他校の生徒である神原和彦。柏井卓也と学習塾が同じだったというだけの、謎の中学生です。札付きのワルの俊次に、淡々とした態度で取り入ってしまいます。

驚いたのは、周囲の大人たちの物わかりの良さ。ありえないくらい協力的。学校は「裁判」を開くことは渋々認めたものの、水面下では教師や保護者に協力しないよう働きかけていて、反対者は少なくないものの、実際には妨害活動は封じ込められ、裁判の準備は着々と進んでいきます。第2部は裁判の準備編です。

たしかに面白い。いいなぁ、裁判ゴッコ。ワクワクします。中坊ならではの妄想力、いえ、想像力で突き抜けてほしい。

この裁判は、被告を裁くことが目的ではなく「真実を知る」ことが目的。だから検察側と弁護側のどちらが勝つかは大きな問題ではありません。ただ、裁判のためには「告発状」を出した生徒も巻き込むことになる。柏井卓也の死に、なにが関係があって、なにが無関係なのか。混沌とした状況を整理することはできるのでしょうか。そして、おそらく今の段階では読者が想像もできないi真実が待ち受けているのでしょう。(わくわく)

お勧め度:★★★★★

« ソロモンの偽証 第1部 事件 (宮部みゆき) | トップページ | ソロモンの偽証 第3部 法廷 (宮部みゆき) »

ミステリー」カテゴリの記事

現代小説」カテゴリの記事