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2015年1月16日 (金)

魔法使いのハーブティー (有間カオル)

魔法使いのハーブティー (メディアワークス文庫) 魔法使いのハーブティー』は、親を亡くして親戚中をたらい回しにされる14歳の少女・勇希が、横浜のカフェを訪れた、ひと夏の物語。

冒頭「こんなに坂の多い街だとは思わなかった」。「横浜みたいだな」と思ったらそうでした。初めてクルマで横浜を訪れたとき、アップダウンが多く、道は狭く、曲がりくねっていて苦労しました。

横浜駅からずいぶん歩いた、坂のうえにカフェはあるようです。14歳の少女が安心できる場所がなくて、居場所がなくて、カフェのオーナーに会っても「追い返されるんじゃないか」ってビクビクしている様子が不憫で…。

子供には親元だけでなく、祖父母の家とか、学童保育とか、他にも「逃げ場所」が必要です。学校は逃げ場にはなりません。いざとなったら家出する場所ですね。家出しなくて済めばそれはそれでラッキー。(笑)

そのカフェには大きなハーブ畑があって、それでハーブティーを入れたり、クッキーを焼いたりしているのですが、お客さんはほとんど見えず、大丈夫なのかしらん。

勇希が「15歳になったら人生の歯車が回り始める」。『魔女の宅急便』のキキみたい。勇希も15歳になったら魔女として独り立ちできるのでしょうか?

お勧め度:★★★★★

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