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2015年1月30日 (金)

孤高のメス―外科医当麻鉄彦 4 (大鐘 稔彦 )

孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第4巻 (幻冬舎文庫) 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第4巻』はシリーズ全6作中の第4巻。これも一気読みしてしまいました。

生体肝移植手術は成功したが、拒絶反応と合併症対応に追われる実川。一方の当麻は、亡き母・峰子に昔世話になったという台湾の大病院の理事長に会い、峰子への恩返しのためにも是非台湾に来てほしいというオファーを受ける。

なんとしても我が子の命を救いたい。それはそれは切実な願いです。ただ、親子間であっても生体肝移植はうまくいくとは限らないようです。もしも一例目が失敗でもアメリカなら再挑戦できる。しかし日本では散々叩かれて二度目はない。そうかもしれません。だから日本では「失敗」を恐れるのです。

すべての責めを負う覚悟をしていた実川ですが、上司の卜部から「失敗の原因はドナー肝摘出をした当麻のせいにしろ」とそそのかされます。あまりの卑劣さに呆れる一方で、ほんとにありそうな話なのが怖い。

この流れはイヤぁな感じ。正直者(当麻)が馬鹿を見るのではないでしょうか。

お勧め度:★★★★☆

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