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2015年1月29日 (木)

孤高のメス―外科医当麻鉄彦 3 (大鐘 稔彦 )

孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻 (幻冬舎文庫) 孤高のメス 外科医当麻鉄彦 第3巻』はシリーズ第3弾。全6冊だから中盤に差し掛かりました。

肝臓移植のなかでも脳死肝ではなく生体肝移植がテーマ。父親の肝臓を息子に移植するのです。脳死判定云々が不要とはいえ、本邦初という設定なのでマスコミに騒がれるのは避けたい。成功すればよいが失敗したら執刀医の実川の責任問題となるのは必定。

当麻は患者の命を救いたい一心なのですが、他の医師たちは自分の立身出世しか考えていません。そこにマスコミが絡んでくるから余計にややこしくなる。記者にしたって「知る権利、伝える義務」など建前であって、本音は特ダネが欲しいだけ。こういう暗部を見せられるとウンザリします。

でも、これが「現実」なのでしょう。途中、当麻の初恋バナがありましたが退屈だった。作者は恋愛を描くのは苦手みたい。

一方、当麻の母が脳腫瘍の手術後、ついに危篤に陥り、大事な手術を終えた当麻は空港へ急ぐが、果たして間に合うのか!? というところで「つづく」。

わたしは母を亡くしたとき、亡骸とはよくいったもので「もう魂が抜けてしまったんだな」と思いました。そうなるまえに会えなければ「会った」とはいえません。しかし、生きてはいても、意識がなかったり、家族を認識できなくなっては、それもつらいものがあります。

いずれにせよ「墓に布団は着せられず」。親孝行は生きているうちに。

お勧め度:★★★☆☆

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