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2014年12月 6日 (土)

ぶたぶた日記 (矢崎存美)

ぶたぶた日記 (光文社文庫) ぶたぶた日記』(ぶたぶたダイアリー)はシリーズ第5弾。駅前のカルチャースクールの「日記エッセイを書こう」講座の講師・磯貝ひさみつの元に集まった5人と、義母の代理で参加することになった山崎ぶたぶたが巻き起こす、日常のなかの非日常を描く連作小説です。
  1. 突然の申し出
  2. 二番目にいやなこと
  3. 不器用なスパイ
  4. もっと大きくなりたい
  5. 紅茶好きの苦悩
  6. 今までで一番怖かったこと

1話は講師の磯貝、他は参加者の視点から描かれる、シリーズ定番のパターン。それぞれがぶたぶたと出会い、触れ合う中 でなにかが変わっていく。ミラクルぶたぶたが、ちいさな社会を変えていくのです。

4話はぶたぶたの願いだと思ったのですが、それは彼の9歳の長女のものでした。父親と外出しても「大人」といっしょだとわかってもらえずに警察に補導されそうになるから、早く大きくなりたい。ぶたぶたも親として切ないでしょう。

ぶたぶたは雨が苦手。スーパーの買物袋を被ったり苦労するようです。でも風呂には娘といっしょに入るというし(スポンジ代わり?)身体を乾かすには「乾燥機のなかを走る」とか。

料理人やパティシエ、本屋さんやタクシー運転手など、様々な職業に就くぶたぶたですが、ぜひ宇宙飛行士にもなってほしい!

お勧め度:★★★★☆

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