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2014年10月13日 (月)

剣豪将軍義輝 (上) 風雛ノ太刀 (宮本昌孝)

剣豪将軍義輝 上 鳳雛ノ太刀<新装版> (徳間文庫) 剣豪将軍義輝 上 鳳雛ノ太刀』は室町幕府第13代将軍足利義輝を描いた力作。2014年9月13日付日経新聞の「プラス1」で紹介されていたのを見て図書館で借りてきました。

時代小説というよりは歴史小説なのでしょう。足利幕府に関する小説を読むのは初めて。歴代将軍の数字だけみると徳川幕府とおなじ15代で終焉を迎え、3代将軍の評価が高い。足利義満といえば金閣寺を(当初は別邸として)建立したことで有名ですね。

南北朝時代は終わったものの戦乱の世。下克上、裏切り、暗殺など珍しくもない。そんな中で将軍の座についた義輝(当時は義藤)は、自らの兵も持たず、実力諸侯の傀儡として、飾り物でしかなかったのです。それが悔しくて義輝は剣技を磨き、漢を磨き、戦乱の世を終わらせるべく奔走します。

文庫で上中下の3巻に分かれた長編小説なので「つまらなかったらどうしよう?」と心配だったのですが杞憂でした。これは面白い! 歴史小説なので、随所に解説が入りますが、和田竜ほどには気になりません。面倒なら斜め読みしても話はつながります。

お勧め度:★★★★★

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