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2014年10月 1日 (水)

警官の条件 (佐々木譲)

警官の条件 (新潮文庫) 警官の条件』は長編警察小説『警官の血』の続編。

戦後の混乱期に警察官となった祖父、父、そして息子の安城和也は「悪徳警官」加賀谷仁の内偵のため、彼の部下となり、上司を売った。加賀谷は覚醒剤所持の容疑で起訴され、その後三浦半島に引きこもって9年…。

安城和也は警部に昇進し、組織犯罪対策部第一課の係長に抜擢され、覚醒剤の流通ルート解明に奔走するが、捜査員に犠牲が出てしまう。そして、成果を求める上層部は加賀谷を復職させたのです。

かつて自分を嵌めて追い払った警視庁の身勝手な頼みをなぜ加賀谷は聞いたのか。彼は安城和也に対してどういう思いを抱いていたのか。彼の心中を思いつつ読むと、加賀谷が男らしく、かっこよく見えてきます。

長い小説ですが、彼が復帰した後半が面白い。「警官の条件」とはなにか、考えながら読んでみてください。

お勧め度:★★★★☆

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