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2014年9月29日 (月)

ラバーソウル (井上夢人)

ラバー・ソウル (講談社文庫) ラバー・ソウル』は新宿東口の紀伊国屋書店で平積みされていたのが眼に留まり、ビートルズの曲名が各章のタイトルになっていることに惹かれたのです。ただ、ビートルズが下敷きになっているだけで直接的な記述はほとんどありません。ビートルズファンは過渡に期待なさいませんよう。

しかも、主人公は引きこもりの、気持ち悪いストーカーじゃないですか。親が金持ちで、お抱え運転手が頼めばなんでもやってくれるから余計にたちが悪い。しかも、警察の事情聴取のような一人称の語りで進んでいく。すべてが終わったあとで思わせぶりな話を聞かされるのは、わたし苦手(嫌い)なんです。

でも「驚愕のラスト、切ない純愛、覆る価値観」という帯の宣伝文句につられて、なんとか最後までページを繰りました。

結果、見事に嵌められました。オセロで最後にコーナーを取られて負けた気分。悔しいけれど(価値観は覆らなかったので)この長編をもう一度読み返す気にはなれませんでした。

お勧め度:★☆☆☆☆

警察の捜査が置き去りなのが不自然。納得できない点がいくつか…。死んだ友人の携帯から電話がかかってきたら、ふつう警察に連絡するでしょう。それと、ローバーミニのフロントをぶつけたら、エンジンがダメージを受けて走行不能になるはず。漏れてるのはブレーキオイルじゃなくてエンジンオイルじゃない?

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