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2014年8月14日 (木)

フェッセンデンの宇宙 (エドモンド・ハミルトン)

フェッセンデンの宇宙 (河出文庫) フェッセンデンの宇宙』は有名なSF短篇小説、らしいので読んでみました。以下、12編を収録。
  1. フェッセンデンの宇宙
  2. 風の子供
  3. 向こうはどんなところだい?
  4. 帰ってきた男
  5. 凶運の彗星
  6. 追放者
  7. 翼を持つ男
  8. 太陽の炎
  9. 夢見る者の世界
  10. 世界の外のはたごや
  11. 漂流者
  12. フェッセンデンの宇宙(1950年版)
鏡に映る自分は、ふつう虚像だと思っています。その虚像を見ている自分が実体だと認識しているわけです。でも、本当にそうでしょうか? というところからSFは始まります。第一印象は、星新一のショートショート。ブラックユーモアが効いています。

表題作「フェッセンデンの宇宙」は、自宅に引きこもって大学に出て来なくなった同僚の研究者を訪ねた主人公は、研究室内に作り上げたという疑似宇宙を見せられます。望遠鏡(顕微鏡?)を覗くと、そこには惑星上の生物の営みが見えるのです。そこへ友人はレーザー光線でちょっかいを出して…。

途中でオチがわかってしまうものもありますが、なにが幸せなのか考えてしまうお話もちらほら。気軽に読める短編集ですので、機会があれば是非手に取ってみてください。

お勧め度:★★★★☆

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