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2014年8月 3日 (日)

密売人 (佐々木譲)

密売人 (ハルキ文庫 さ 9-6) 密売人』は『笑う警官』『警察庁から来た男』『警官の紋章』『巡査の休日』に続く「北海道警シリーズ」第5弾。

釧路港で水死、函館で転落死、小樽で焼死と立て続けに3件の事故。かと思ったら小樽の焼死はクルマの助手席で手錠を掛けて焼き殺されたことが判明。一方、小学校の前で女子児童がクルマで連れ去られたという通報を受けて小島百合巡査が調査を開始。

例によって、なんの脈絡もなく事件が発生し、佐伯、津久井、小島が個々に捜査していくうちにつながりが見えてくるのです。絵柄の見えないジグソーパズルを組んでいくみたいでワクワクします。「密売人」というから麻薬かと思ったらそうではなくて…。

佐伯は「警察内探偵」みたいなところがあって、組織を離れて捜査するクセがあります。そうして、最後に密売人を追いつめたシーンがすごくかっこいいのです! 痺れました。

警察官の仕事って、そんなにかっこいいものではないと思うのですが、せめて小説のなかでは「まっとうな警察官」でいてほしい。

お勧め度:★★★★★

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