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2014年8月 6日 (水)

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 外伝南海漂流編 (柳井たくみ)

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 外伝南海漂流編 ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 外伝南海漂流編』は『ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』3部作の外伝その1。

異世界と銀座をつなぐ「門」(ゲート)が封鎖されて5ヶ月。帝国は日本との戦争により弱体化し、各地で紛争が起こっていました。いずれ帝国の女王(女帝)となるピニャ、ハミルトンらと、菅原、伊丹ら日本使節団は海路トゥマレンへ向かったのですが、途中、座礁し、ピニャと伊丹が救命艇で流され行方不明になってしまい…。

なぜか人魚たちに救われる、というファンタジックなストーリー。伊丹が行方不明との連絡を受け、アルヌスで留守番していたロゥリィ、テュカ、レレイ、ヤオらは救助ヘリに飛び乗って伊丹の捜索に加わります。

しかし、ラノベのお約束とはいえ、あまりパッとしない伊丹が異界の美女たちにこうも熱烈に好意を持たれるというのは納得できません。どうやってオチをつけるのでしょうか。「ハーレム」オチしかないと思わせておくのがオチなのかも。

この外伝ではとくに物語の進展はありません。あくまで「こぼれ話」ですし(本編同様)政治向きの話題は緊迫感に欠けていて退屈。政治絡みのラノベとしては『大日本サムライガール 』が面白い。

「ゲート」の世界が好きで、その後の伊丹たちの様子を覗いてみたい方にお勧めします。

お勧め度:★★★☆☆

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