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2014年8月12日 (火)

天の梯〜みをつくし料理帖 10 (高田郁)

天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-12 時代小説文庫) 天の梯 みをつくし料理帖』(そらのかけはし)は「みをつくし料理帖」シリーズ第10弾、完結編です。楽しみにしていたのですが、終わってしまうのは寂しい。
  1. 結び草〜葛尽くし
  2. 張出大関〜親父泣かせ
  3. 明日香風〜心許り(こころばかり)
  4. 天の梯〜恋し粟おこし
故郷の大坂で大水害に遭い、両親を失い、料理屋に拾われ、ご寮さんと江戸暮らし。幼なじみの野江が吉原に売られたことを知って苦悶しつつも料理人として精進してきた澪。

「食は、人の天なり」。健康に良いものを、おいしく、気軽に食べてもらいたい。それが澪の目指す料理道。

しかし、野江を身請けするには4千両が必要。ちまちま料理を作って売っていたのでは何年かかることやら。本書の後半に入っても解決策がまったく見えなくてやきもきしましたが、どうかご安心を。最終コーナーでぶっちぎり、ハッピーエンドとなります。どういう展開になるのかは読んでのお楽しみ。

巻末には、約10年後の料理番付が綴じ込んであって「ほんとうによかったなぁ」としみじみ。文句無しの5つ星です。

お勧め度:★★★★★

先月、新宿東口の紀伊国屋書店に行ったら、高田郁のサイン会があったことを知りました。東京に住んでいたら小説家に会う機会もあるんですね。

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