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2014年7月29日 (火)

警察庁から来た男 (佐々木譲)

警察庁から来た男 (ハルキ文庫) 警察庁から来た男』は『笑う警官』に続く「北海道警シリーズ」の第2弾。

交番に逃げ込んだタイ人女性が保護されずに暴力団に引き渡され、人身売買として国際問題になったため、警察庁から北海道警に監察が入ることに。担当は警察庁長官官房監察官室の藤川春也警視正と種田良雄主査。藤川は、協力者として(百条委員会で裏金問題について証言した)津久井を指名したのですが…。

笑う警官』で活躍した佐伯警部補は、薄野のばったくりバーの非常階段から転落死した件を再捜査していくうちに、津久井たちの監察と絡んでいきます。なにかがおかしい。けれど、不正を働いていると思われる警官がいない。なぜ???

道警のデータベースを調査するため、小島百合巡査も応援として呼ばれ、徐々につながりが見えてくるところがおもしろい。ミステリーとして推理する余地はあまりないように思いますが、伏線は張ってあるので「あ、そうきたか」と膝を打ってしまいます。

佐伯が仕掛けた罠にあっさり嵌る犯人もどうかと思いますが、ラストシーンは「藤川、がんばれ!」。

お勧め度:★★★★☆

人が死ななければ★5つなんだけどなぁ。

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