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2014年7月19日 (土)

ケルベロスの肖像 (海堂尊)

【映画化原作】ケルベロスの肖像 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) ケルベロスの肖像』は『チーム・バチスタの栄光 』シリーズの海堂尊による現代医療ミステリー。

東城大学病院に送られたきた「八の月、東城大とケルベロスの塔を破壊する」という脅迫状。エーアイセンター開設の日になにかが起きる!?

今回も、田口先生が高階病院長に呼び出されるシーンから始まります。無茶振り、丸投げ阻止の構えを見せながら、姫宮に会ってみたいというスケベ心から田口先生は自滅。

本人も自覚しているように、実績もないのに肩書きばかり出世していくというアンバランスとアンフェア。それでもなんとかなりそうなのが彼の人徳なのでしょうか? この点が本シリーズ最大の謎です。

過去に登場した人物や出来事の総集編みたいになっていて、シリーズ読者には楽しめるはず。ただ、残念なことに物語自体は茶番の連続。大小様々、雑多なエピソードの寄せ集め、という印象が拭えません。

これが最終巻、完結編ではちょっと寂しい。

お勧め度:★★☆☆☆

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