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2014年6月19日 (木)

ブレイズメス1990 (海堂尊)

ブレイズメス1990 (講談社文庫) ブレイズメス1990』は『ブラックペアン1988 』の続編。『チーム・バチスタの栄光 』シリーズの番外編なので、あわせて読んでも楽しめます。

心臓の詰まった血管を、別にバイパスをつなぐのではなく、詰まった血管そのものを交換してしまう天才外科医・天城雪彦がモナコにいる。彼に直接渡すようにと、高階院長から封筒を預かった世良は、学会のお伴のあと、単独でモナコへ向かい、天城に会うのですが…。

これまで読んだ海堂尊の小説に登場する天才外科医としては、速水、渡海、天城が挙げられますが、わたしは天城が気に入りました。人間的には破綻していますが、一直線に目的に向かう姿勢と、頭の回転の速さが魅力。読んでいてもスピーディで、テンポがいい。

対照的にテンポが悪いのが田口先生なのですが、彼は勝負強さが取り柄。運命に翻弄される世良先生をはじめとして、腹黒タヌキ高階院長もいい味出してます。

お勧め度:★★★★★

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