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2014年5月29日 (木)

チーム・バチスタの栄光 (海堂尊)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)
チーム・バチスタの栄光(上) 』は、テレビドラマは観たのですが小説は初めて。愚痴外来医師・田口公平と厚生労働省技官・白鳥敬輔が、わたしのイメージでは伊藤淳史と仲村トオルになっていたのですが、文庫版の下巻に入って白鳥が登場すると先入観は消えました。いや、小説のほうが断然面白い!

東城大学医学部付属病院では、心臓移植できない場合の代替処置としてのバチスタ手術を行うチームを結成し、驚異的な成功率を誇ってきたのですが、最近になって3例連続で術中死が発生。病院長の高階は田口に調査を命じたのです。

出世欲もなく目立たない田口ですが、彼なりに聞き取り調査を行い、次のバチスタ手術を見学します。ただ、医療ミスなのか、偶然なのか、何者かの悪意なのか、判断はつきません。そこで、院長は「劇薬」を投入します。

ジャンルとしては「医療ミステリー」になるのでしょうか。白鳥と田口が、ホームズとワトソン。地味ながらまっとうな神経をもつ田口と、ぶっ飛んだ思考と人格の白鳥コンビのやりとりは笑えます。白鳥のロジックについていくのは(田口先生同様)なかなか難しい。そもそも本当のことなのか、でたらめなのかもわからない。(苦笑)

極北クレイマー』に登場した女医・姫宮は白鳥の部下だったのですね。「上司が出てきたら大変なことになる」と言っていたのが腑に落ちました。(笑)

ドラマは小説のラストとちがったような気がするし、犯人の動機が説明不足。でも、そんなことは些細なこと。この本は面白い!

「田口・白鳥シリーズ」は『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『イノセント・ゲリラの祝祭』『アリアドネの弾丸』『ケルベロスの肖像』『カレイドスコープの箱庭』と続きます。

お勧め度:★★★★★

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