ふるさと銀河線 (高田郁)
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『ふるさと銀河線 軌道春秋』は「みをつくし料理帖 」シリーズの高田郁の作品ということで手に取ってみました。
「軌道春秋」という短篇連作から8編を選んだもの。タイトルにもなっている「ふるさと銀河線」は、地元鉄道の運転士をしながら育ててくれた兄の思いを知りつつも、卒業後の進路について悩む少女を描いています。 その「ふるさと銀河線」はまだ良いほうなのです。とにかく冒険譚ならぬ不幸譚で、読んでいて暗く哀しい気持ちになってしまいます。「みをつくし料理帖」ならば、不幸のどん底から這い上がって行く光明が見えるのですが、それもないのでは救われません。 少なくとも、わたしがいま読みたい本ではありませんでした。(残念) |
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