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2014年4月 4日 (金)

鴨川食堂 (柏井壽)

                         
鴨川食堂鴨川食堂』は、元警察官・鴨川流が東本願寺近くの民家でひっそりと営業している「食捜し」探偵食堂のお話。鴨川というのは川の名前ではなく、主の名字。ちょっと紛らわしい。
      
      そこを訪れるのは、知人の紹介か、「食捜します」という一行広告を見て探し当てた人のみ。思い出の味を求めて訪れる客から事情を聴くのは娘こいしの役目。実際に現地に出向いて、調べて、料理するのは父・流の仕事。毎回お一人様限定の探偵食堂のメニューは「鯖寿司」「ビーフシチュー」「鍋焼きうどん」「とんかつ」「肉じゃが」「ナポリタン」となっております。
      
      京都市内であれば、依頼人の話から「あ、あそこだな」とわかったりするのも楽しい。グルメ・ミステリーというほどのことはないけれど、のんびり、ほっこり、おいしい気持ちになれる一冊です。
      
      しかし、探偵料と飲食代は「お気持ちだけ振り込んでください」。遠方まで出張させたら高くつくのは覚悟のうえ、というわけでしょうね。でも、赤字になることもあるのでは、と余計な心配もしてしまいます。
      
      『鴨川食堂』は、小学館の月刊文芸誌『STORY BOX』に連載されていて、わたしも定期購読(年間2,000円)しています。
      
      お勧め度:★★★★☆

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